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カオス・ストーリー23

一度は遠ざかった絶頂が、またすぐそこまで押し寄せてきています。
知らず知らずに、祐介にしがみつく腕に力が入ってしまいます。

「あ・・・
もう・・・」

祐介のものが中で体積を増すのを感じます。
二人とも、もうちょっと。

「さなも?
俺もいきそ・・・」

べたっと私の背中を壁に預けて、祐介は壁に両手をついて、ラストスパートのように、より激しく腰を使います。
声にならない私の叫びが、浴室に響きます。
反響する密室で聞くと、ひどくいやらしい声に聞こえます。

「さな・・・
・・・っ・・・
いく・・・っ」

最後に一回、奥深くまで突き上げられ、中ではねる祐介を感じて、私の頭の中に閃光が走りました。
壁に背中を預けていなかったら、こけていたかもしれません。
二人でぐったりと脱力したまま、汗だくの体を抱きあっていました。

「また体洗わなきゃね。」

照れくさくて、沈黙を破ってしまいました。

「俺のぼせそうだから、ちょっと涼んでくる。」

祐介はそう言って脱衣場に向かいました。
私ものぼせてしまいそうです。
ぬるいシャワーを浴びて、手早く汗を流しました。
時間がたってぬるくなってしまった湯船のお湯が心地よく、しばらくつかっていました。

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