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カオス・ストーリー2
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死の脱出ゲーム
第1話
空は暗くなり夜になろうとするが東京は眠ることを知らないのか明かりがいくつもついている。
健はそんな光景を見ながらみんなと久しぶりに会えると思うとうれしさがこみ上げた。
今日は知り合いたちと食事をする予定だ。目的の店へもう少しで到着する。
車を走らせ五分程度で到着した。和風な店だ。ほのかに料理の匂いがし食欲をそそる。
中に入ると受付に自分の名前を確認した。
旗川 健。
よく『けん』と呼ばれるが読み方は『たける』だ。
俺は中へ上がると店員に奥へ案内された。みんなと会うのは中学以来だ。みんなどのようになっているか楽しみだった。
店員「こちらでございます。」
浴衣を着た店員が俺に教えてくれた。俺は一礼をすると襖に手をかけた。中から喋り声が聞こえる。
一度深呼吸をした。俺はゆっくりと襖をあけた。
中へ入るとみんなこちらに視線を向けた。
元気「健!健だよな!?」
チャラチャラした格好の男性が一番に声をだした。こいつの顔は忘れるわけにはいかない。
斎藤 元気。
名前のとおり元気と言っていいだろう。こいつと過ごした中学校生活はどれも新鮮だった。やること言うこと全てが奇想天外。
店のものを盗んだ記憶が忘れられない。
健「久しぶりだな元気。」
親友と挨拶を交わすと次は男女のペアが話かけてきた。
片山憂香と中村春斗。中学の頃からつき合っていてまだ付き合っていると聞いたが本当なのでびっくりしたー
健「おまえ等まだ付き合ってたのか!」
春斗「あぁ。実は……今度結婚するんだ。」
春斗の家は超がつくほどの金持ちだ。
健「そうなのか。おめでとう。幸せに。」
憂香「ありがと?!うれしいね春斗。」
猛「いちゃついてもらっちゃあ困るよな健。」
健「おまえもだろ!」
こいつは三関 猛。
俺と同じ『たける』と読む。昔からどっちも名前が同じなため非常に困っていた。
健「同じ『たける』でもあいからわず馬鹿面だな(笑)」
猛「うるせーな!」
笑っていると二人の女子が近づいてきた。
佐々木 絵里。クラスの中でリーダー的存在だった。優しさと厳しさを備えた女子だったのを今でも覚えている。
絵里「久しぶりね。随分立派になったんじゃない?」
健「ふっ、ありがとよ。」
そしてもう一人はAKB48として活躍する……
健「陽菜。久しぶり。」
陽菜「久しぶりだね健くん。」
小嶋陽菜。中学の頃俺が恋した女子だ。
AKBとしてテレビで観たときはもう会えないかと思った。でも今日は休みがとれたのでこうして会える。
健「仕事大変だろ。」
陽菜「うん。でも平気。」
春斗「みんな。健が来てみんな揃ったし食べようじゃないか!」
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