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カオス・ストーリー2
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君に、夢中に、させられて
第10話
・・・ここは、どこ?
確か、私は、全国握手会の楽屋にいたはずなのに、
ここは・・・?
荒地だ、なんだか怖い。
A「ダルク様!
次の御司令を!」
ダルク?
ここはどこなの?
A「フランスに決まってるじゃないですか!
今、戦いの最中ですから、
集中してくださいよ、ダルク様! 」
ダルク?
もしかして・・・、ジャンヌ・ダルク?
ところで、あなたの名前は?
ド「ドラゴン・パニスドール、と申します。
現在、百年戦争の詰めでございます。
気を抜かれないように。 」
あ、なんか飛んできた!
って、危ない!
ドゴォーーーーーン!
彼は、一瞬にして、飛んできた岩を、
刀で砕いた。
ド「ひでぇな、魔法で何とかしてくれないの?
てか、この敬語、飽きたから、タメ口でいくわ。」
・・・何なの、このキャラ?
ド「将軍、寝てちゃダメっしょ。
ちょっとは、俺みたいなイカす軍師のことも、
聞いてちょうだいよ。 」
・・・あれ、静かになったよ。
ド「終わったな、いったん退陣しましょうか。」
うん・・・って、あっ!
地震?
え、怖い怖い!
「・・・りん、ゆきりん!」
・・・あれ?
まゆゆ、じゃん!
渡「もぅ! ゆきりんったら!
心配したんだからっ!大丈夫?」
全然、あれから何も覚えていない。
あれ? しのぶちゃんも?
し「あまり、無理しないでよ。
お医者さんに、過労、って言われているから。」
え?
お仕事は?
し「2週間ぐらい、休みにしてもらったから。」
約2週間、か・・・。
とりあえず、ブログで、
ファンのみんなに謝罪しとかなきゃ。
渡「あ、やびゃあ!」
し「ん、どうしたの? まゆゆ。」
渡「仕事あるんで、行ってきます!
じゃあね、ゆきりんに、しのぶちゃん!」
し「行ってらっしゃい!」
行ってらっしゃい、まゆゆ?。
しのぶさんは、いいんですか?
お仕事、行かなくて。
し「今日は、休みなのよ。
それより、何か、抱えてるストレスない?
話だったら、全部、何でも聞くけど。 」
ちょっと、私は、躊躇した。
それでも、私は、あの夜のことを、
すべて話した。
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