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カオス・ストーリー23

運命の出会い?AKBとマネージャー?
第31話

そのころ拓海は車へと戻り運転席のソファーを後ろに倒し腕を目の上に乗っけてアイマスクのような形にして目をつぶっていた。車の窓がコンコンとなった。拓海は扉を開ける。両手には大きな紙袋を抱えていた。

小嶋「ごめ?ん//遅くなっちゃった//さっ♪はやくいこ♪」

拓海「はっ・・・はい//」

とりあえず車を走らせた。車のなかはシーンとしていた。なにも話さずただ黙々と車を走らせた。しかしどうしても気になる紙袋。いったいなにが入っているんだろう・・・。

拓海「小嶋さん・・・//そんなになに買ったんですか?」

小嶋「えっ・・・?この紙袋の中?」
拓海「はい」

小嶋「・・・・知りたい?」

拓海「はい!」

小嶋「教えな?い♪」

拓海「えぇ?・・・けち・・・」

小嶋「後でわかるから♪心配しないで♪」

拓海「・・・後で?」

小嶋「フフフッ//それよりこの先右曲がってね♪」

拓海「・・・はい♪」

拓海は小嶋の言う通りに道を曲がった。しかしどうしても気になる・・・。後でわかるってなんなんだ?そう思いつつ2人をのせた車は小嶋の自宅へと近づいていった。

その道を真っ直ぐすすむ。しばらくすると大きな通りに出た。その瞬間拓海は呆気をとられたように口をあんぐりとあけ車の速度をおとしながら走った。

小嶋「どう?びっくりしたでしょ?」

拓海「はっ・・・はい//すごいですねここ・・・//」

小嶋「なんか不思議でしょ?こんなに小道にあるのに//」

拓海「はい・・・//まるで東京の市街地に来てるみたいです//」

拓海の車が通る道の横には高層マンションが立ち並んでいた。まさに大都会東京の街並みのようだった。しばらく車を走らせると小嶋はシートベルトを外し車から降りる準備をしはじめた。

小嶋「私のいえ♪このマンションだよ♪」

拓海「これですか?」

小嶋「あんまり大きくないでしょ?この辺りで一番小さいマンションなんだよ♪」

拓海「えっ//これでですか?」

拓海が驚くのも無理はない。小嶋の住んでいるマンションはゆうに30階はあるだろうというマンション。なのにこのあたりで一番小さいというのだから。

小嶋「さっ♪案内するからついてきて♪」

拓海「はい♪」

2人は車から降り拓海は小嶋の後をついていった。エレベーターへと付いた2人はボタンを押しエレベーターに乗り込む。小嶋は15階を押した。エレベーターの中でも小嶋はずっとニヤニヤしていた。なぜだかすごく気になる拓海。エレベーターのドアが開き2人はエレベーターから降りた。その目の前にあった

─小嶋─

という表札。小嶋は部屋のドアの前にたち鍵を開けながら拓海に話しかけた。

小嶋「ちょっとここで待ってて♪お部屋の片付けしてくるから♪」
拓海「わかりました」

小嶋「・・・絶対開けちゃダメだよ?」

拓海「開けませんよ//」

小嶋「・・・本当に?」

拓海「開けませんってば!//」

小嶋「ならいいんだ♪じゃあ待っててね♪」

そういって小嶋は部屋の中へと消えていった。なにもやることが見当たらない拓海はとりあえずポケットにあったウォークマンで音楽を聞きながらマンションの手すりから顔をのりだし外を眺めていた。

そのころ小嶋は・・・。

小嶋「えっと・・・これをここにはって・・・。よし♪準備完了♪さてと・・・呼びにいかなきゃ♪」

そうして小嶋は玄関へと向かっていった。玄関のドアを開ける。

小嶋「おまたせ♪さぁどうぞ入って♪先にお風呂入ってきてね♪タオルとかは後で持っていくから♪」

拓海「わかりました//」

そうして拓海は小嶋の家の中へと入っていった。これから拓海にとって忘れられない長い夜の幕が開けた。
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