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カオス・ストーリー23

君に、夢中に、させられて
第5話

そんな・・・、選抜23位から、順々に説明せんでも・・・。

ファァ、眠ッ!

高「で、3位がゆきりん。
  柏木由紀って子。 」

龍「柏木由紀ですね、分かr・・・柏木ィ?」

高「ん?
  ゆきりんに、やけに反応、示すね。

  どうかしたの? 」

龍「・・・いや、なんでもないですけど。」

高「ふぅ?ん、怪しいなぁ。」

ゆきりん、と呼ばれる娘を最後に、
たかみなのAKB初心者講座は、終わった。

『柏木 由紀』

なんだか、どこかで聞いたことはあるんだけど、
よく思い出せない。

名前を聞いたとき、なんだか一気に眠気が覚めた。

とりあえず、ネットで調べてみた。

真っ先に、その娘を。

マジかよ、

・・・似てる、
『風格』というモノが。

・・・『柏木 由紀』、か。

はぁ・・・、

『柏木 由紀』、

か・・・。

同姓同名ね・・・、世の中、珍しいこともあるもんだな。

まさか、あんなことが起こっているとは、
知らず、オレは、店が終わったので、
コーヒーを飲んでいた。

その名前を聞くと、思い出す

遠いあの甘い痛み。

いつかは詳しくは覚えていないけど、
小学何年生かのとき、

なんか、好きな子に、つい、自分の衝動を抑えきれずに、

その子の『ファースト・キス』、
奪っちゃったんだよなぁ・・・。

うん、たぶん、ファースト・キスだったと思う。

なんか、その後、
ダッシュで、なんか逃げられたけど。

次の日は、すっごく、
空気的に気まずかったなあ、あれは。

一応、その後に手紙では、謝ったんだけど。

どう思われてるんだろうなァ、俺って。

怖くて、同窓会にも、行けねぇわ。

あれは、このコーヒーの100、
いや、500倍は、苦い思い出だったかな。

しかし、ブラックコーヒーって、うまいなぁ、ふぅ。
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