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カオス・ストーリー23

運命の出会い
?AKBとマネージャー?
第18話

ん・・・・?なんだここは・・・?なんかお腹の上が痛いぞ・・・。って・・・なんでお腹の上に漬け物石があるんだ?かなりでかいぞ・・・。うわっ・・・ぐらぐら動いた・・・。うっ・・・お腹が・・・お腹が・・・うわ?!!

拓海「はっ!!」

松井「たく兄?大丈夫?ずっとうなされてたよ?」

珠理奈がお腹の上にのっていた。
拓海「なっ・・・なんだ//夢かぁ?//よかった」

松井「どんな夢見てたの?」

拓海「そっ・・・それは・・・//」

漬け物石がお腹の上にのっていたなんて言えるはずがない。

拓海「そっ・・・それよりお前今日何するんだよ?」

松井「せっかくの休みだし♪東京でお買い物しようかなって♪フフッ♪」

拓海「そうか//」

今までずっと会えなかった妹が今は目の前にいる。可愛くていとおしくて仕方がなかった。

松井「たく兄は・・・?今日仕事?」
拓海「今日はオフだよ。久しぶりに家でゆっくりしようかなって♪」
松井「一緒にお買い物したかったなぁ?♪」

拓海「また今度//絶対行こうな//」
松井「うん♪//じゃあそろそろ行ってくるね♪あっ!!朝ごはん作ったからね♪じゅりたん特製玉子焼き♪」

拓海「ありがとう//後で食べるな//」

松井「じゃあいってきま?す♪6時頃には帰ってくるね♪」

拓海「わかったよ//いってらっしゃい♪」

そうして珠理奈は家を飛び出していった。

拓海「さて・・・朝ごはん食べるか」
─ブーッブーッブーッ─

携帯がなった。

拓海「なんだ・・・・?」

新着メール4件。拓海はすっかり携帯の確認を忘れていた。

拓海「誰からだ・・・?」

─1件目─

─北原です─

初メールです。怪我治ったみたいでよかったです♪またメールします。

拓海「なんかそっけないメールだな・・・//北原さんらしいや♪」

─2件目─

やっほー♪ゆったんだよん♪怪我治ったって聞いてホッとしたよ//また拓海ん家いくからね♪

拓海「有華・・・//早くプレゼントあげたいなぁ?♪」

─3件目─

─明日香だよ♪─

たっくん♪今度ご飯行こう♪久しぶりに話したいな?//たっくんと2人で♪じゃあね♪またメールするね?♪

拓海「明日香!!行こうではないか!!フフッ(笑)」

─4件目─

久しぶり・・・//今日会えないかな・・・会えるならメール下さい。

拓海「・・・なんで由加理からメール・・・?」

4件目のメールの相手はSDNの佐藤由加理からだった。何年ぶりだろうか・・・。拓海はすぐに返信を送った。

今日なら時間あるから大丈夫だよ・・・。会うの楽しみに待ってる。

送ってからすぐに返信がきた。

じゃあ11時にあの喫茶店で。待ってます。

ただいまの時刻は10時15分。まだ何も用意をしていない拓海。大急ぎで風呂に入り、珠理奈の作った玉子焼きを食べ、着替えをし、家を飛び出して車に乗り込んだ。そして拓海の思い出の喫茶店へと向かった。

喫茶店へと着いた拓海はドアの前に立ち深呼吸をした。ドアを開ける。

─カラカラカラ?ン─

拓海「ちわ?す・・・。マスター久しぶり」

マスター「おう!!拓海!!元気そうだな!!」

拓海「マスターこそ・・・相変わらずだね♪」

マスター「由加理・・・奥で待ってるぞ」

拓海「わかってる・・・。マスター後でコーヒー持ってきて」

マスター「了解//ブラックだよなお前?」

拓海「うん//よろしく」

そういって拓海は奥のテーブルへと向かった。由加理が待っていた。こっちに気付いた由加理が優しく微笑む。

佐藤「久しぶり♪元気そうだね♪」
拓海「そっちこそ//頑張ってるみたいでなによりだよ♪」

佐藤「とりあえず座って//」

拓海「うん・・・」

拓海は席に座った。ちょうどコーヒーが運ばれてきた。いい臭いだ。さすがマスターだ♪コーヒーを口に運ぶ。やっぱり美味しかった。懐かしい味・・・//自然と笑みが溢れた。

佐藤「懐かしいよね・・・ここ//何年ぶりに来たんだろ」

拓海「5年ぶりぐらいかな・・・」

佐藤「そうだね♪やっぱり落ち着くなぁ・・・ここ・・・」

拓海「で・・・話って何?」

佐藤「・・・・あのさ//」

拓海「ん・・・?どうしたんだよ改まって//」

由加理が重たい口をひらく。

佐藤「麻里子と・・・話できた?」

拓海「ううん・・・やっぱり俺・・・嫌われてるみたい//」

佐藤「そうなんだ・・・//ごめんね・・・私のせいで・・・//」

拓海「あのときのことは気にするなよ・・・//大丈夫だから//」

佐藤「拓海・・・//」

そのときだった。

─カラカラカラ?ン─

篠田「由加理?♪お待た・・・せ・・・」
拓海「麻里子・・・」

思ってもない来客。拓海は困惑した。

拓海「ごめん・・・今日これから予定あるから帰るよ・・・誘ってくれてありがとな由加理//じゃあ//」

─カラカラカラ?ン─

拓海は喫茶店を後にした。

佐藤「とりあえず座りなよ・・・」

篠田「うん・・・//」

麻里子は席に座った。表情はとても暗かった。

佐藤「おどろいた・・・?拓海がいたこと・・・」

篠田「なんで由加理は平気でいられるの!?」

佐藤「えっ・・・//」

麻里子がいきり立って由加理に言葉をぶつけた。

篠田「だってアイツは・・・由加理を見殺しにしようとしたのよ!!」

佐藤「それは・・・//それは違うのよ麻里子!!拓海は何も悪くないの!!あのことは・・・私が全部悪いのよ!!」

篠田「でも!!アイツは逃げた・・・由加理があんなことになっているのを目の前にして・・・それでもそんなこといえるの!?」

佐藤「いい麻里子・・・これから話すことしっかり聞いて・・・。アンタはあのときの真実を知らないだけなの・・・。」

篠田「でもアイツは!!」

佐藤「黙って聞いて!!それを受け入れて!!いい・・・今から話すことはすべて真実・・・。それを信じられないなら私・・・麻里子とは縁を切るから・・・いい!?」

篠田「わかった・・・」

下をうつむき静かに聞く体制にはいった麻里子・・・。それを確認した由加理は全てを話始めた。そう・・・拓海がちょうど高校1年のころに起きたある出来事の真実を・・・。

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