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カオス・ストーリー23

運命の出会い
?AKBとマネージャー?
第8話

拓海「えっと・・・今日の仕事は・・・Not yetの表紙撮影の後・・・チームBの公演・・・チームBってことは・・・有華とまた会えるんだ//」

拓海は撮影スタジオの廊下を歩いていた。増田に会える・・・考えるだけでおかしくなりそうだ。早く会いたい・・・。そう思っていた。
拓海「あっ!!ヤバイ・・・もう始まっちゃうよ・・・」

拓海はスタジオへと急ぎ足であるいた。しかし・・・前からある人が歩いてきた。

拓海「あっ・・・・麻里子・・・」

篠田「アッ・・・//」

篠田も拓海に気づいた。しかし・・・下をうつむいたまま・・・目も合わせようとしない。

拓海「(やっぱりまだ・・・)」

そう・・・この2人には拓海が高校の頃から接点があった。あの事件がおきるまでは・・・。

篠田は拓海の横を下を向いたまま通りすぎた。

拓海「麻里子!!」

思わず叫んでしまった。

拓海「麻里子・・・俺・・・あのとき!!」
篠田「話しかけないで・・・この見損ない・・・」

そういって篠田は早歩きで拓海の前から立ち去った。

拓海「麻里子・・・。」

篠田の言葉が心に重く突き刺さった・・・。拓海は下を向きうつむいたまま現場へと向かった。

拓海「おはようございます・・・」

大島「おっはようございます♪」

横山「おはようございます♪」

指原「おはッス!!」

北原「ペコリ//」

拓海「これ・・・差し入れです・・・」

大島「本当ですか!!ありがとうございます♪」

指原「マネージャー・・・気が利くぅ♪」

横山「指原さん!!言葉遣いはしっかりしてください!!」

指原「ごめん//」

拓海「はぁ・・・」

横山「どないしたんですか・・・?失恋でもしたんですか?」

拓海「いや・・・そうではないんですけど・・・ちょっと・・・」

大島「なにクヨクヨしてるんですか?元気だして!!ねっ!!ニコッと笑って♪」

拓海「でも・・・」

大島「・・・・わかった。では大島優子!!一発芸やりま?す!!」

拓海「えっ・・・」

大島「鶏のモノマネ・・・コッコッコッコッコケ?コッコッコッ」

拓海「フフフッ(笑)アッハッハッハッハ(笑)」

大島「そんなに面白かったですか!?」

拓海「はい!!おかげで元気がでました♪」

大島「それでよ?し!!じゃあ張り切って撮影いきましょ?♪レッツゴー♪」

そうして大島たちはスタジオへと向かった。

拓海「(なにクヨクヨしてんだ!!過去は過去だ・・・!!元気出せ!!拓海!!)」

拓海は頬を2回叩いた。

拓海「よし!!今日も仕事頑張るぞ!!」

気持ちを切り替えた拓海…。そして元気よくスタジオへ走って向かった。

─はいオッケーです♪お疲れさまでした?♪─

全員「お疲れさまでした?♪」

表紙撮影は無事終了した。

大島「あぁ♪楽しかった?♪」

指原「喉乾いて・・・死ぬぅ・・・」

横山「うちキレイに写ってるかな・・・」

北原「わたしも・・・可愛く写ってるといいな//」

拓海「お疲れさまでした♪飲み物買ってきたんで!!どうぞ飲んでください♪」

指原「飲み物!!めちゃうれしす!!」
大島「ありがとうございます♪」

拓海「いえいえ♪皆さん頑張ってるので!!何かできることあったらなんでもいってくださいね♪」

指原「ホントに!!じゃあ肉まんとプリンを・・・」

大島「指原!!!」

指原「すみません///」

拓海「とりあえずこれからの予定を説明します・・・北原さんはこれから劇場で公演があるので僕がお送りします。それ以外の方たちは今日はOFFになりますので♪」

全員「了解です♪」

大島「はぁ?・・・帰って何しようかなぁ?」

横山「帰ったら八つ橋食べながらお茶しよ♪」

指原「帰ったらオタゲーでハッスルだ!!」

そうして3人はスタジオを後にした。北原と2人きりになった楽屋はシーンと静まり返っていた。

拓海「・・・北原さん??」

北原「・・・はい」

拓海「大丈夫ですか??」

北原「すっ・・・すみません・・・あの・・・わたし・・・極度の人見知りなんです・・・口数少ないですけど・・・気にしないでください・・・」

拓海「はい・・・まぁとりあえずいきましょうか♪」

北原「コクン・・・」

2人は楽屋を後にした。出口へとむかい廊下を歩いていた2人・・・拓海は思いきって北原に話しかけた。

拓海「北原さん・・・すきなこと何かありますか?」

北原「漫画を読むのが好きです・・・。」

拓海「そうなんですか・・・」

なかなか会話が弾まない・・・。どうしよう・・・。拓海は考えた。

拓海「どうして北原さんはAKBに入ったんですか?」

北原「・・・自分を変えるためです…」

拓海「自分を変えるため??」

北原「わたし…かなりネガティブなんです・・・だからなんでも悪い方向にしか考えられなくて・・・だからその性格を少しでも変えられるばと思って」

拓海「へぇ?♪自分を変えるためって凄いですね♪尊敬しますよ」
北原「でも・・・わたしみたいな魅了のない女の子なんて・・・」

拓海「魅力ないだなんて・・・北原さん・・・すっごく可愛いですよ//」

ちょうど出入り口に向かう直前の階段に差し掛かっていた。

北原「そっ・・・そんなわけ・・・」

拓海「そんなわけあります//北原さんは・・・充分魅力的な女性ですよ//」

北原「カアッ・・・///」

北原は頬を真っ赤に染めた。男性にこんなことをいわれたのははじめてだった。そのせいで足元がおぼついた…。そのときだった・・・。
北原「キャッ!!!」

北原は階段を踏み外し階段から転げ落ちそうになった。

拓海「北原さん!!」

拓海はとっさに北原を抱え込み、自分が盾になるような形で階段から転げ落ちた・・・。
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