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カオス・ストーリー23

マジすか学園?B?
第37話

時を同じくして1人の少女が河原に立っていた。

そしてその1人を囲うヤンキー達。


前田『来いよ……ガングレの雑魚ども……』
ヤA『前田ぁ…ヤバクネの雑魚にやられたらしいなぁ』
前田『やられてねーよ。弱すぎたから捕まってあげただけ♪』
ヤB『最強のヤンキーも堕ちたもんだな…』
前田『中学ん時の話じゃん……ヤバク…ネだっけ?お前らが回したのか?』
ヤC『さぁ?な』
前田『まぁいいけど…来なよ……』
ヤJ『行けお前ら!!』
前田『ふッ…』

前田はニヤリと笑い拳を構えた。前田『相変わらず弱いなぁ…お前ら……』
1分と絶たぬ間にヤンキー達は地面に倒れていた。
前田『ざまぁねーな』
ヤJ『ボスが……ボスが知ったら……お前……』
前田『ふん♪』

前田は何も無かったように擦り傷ができた拳を舐めながらその場を立ち去った。


高橋『敦子!!』
前田『みなみ?』
高橋『敦子…その手は?』前田『ガングレの奴らとちょっとね…』
高橋『敦子……』
前田『どうしたみなみ?』
高橋『俺……ヤンキー辞めることにした…』
前田『えッ……今なんて…』
高橋『ヤンキーを辞める』
前田『みなみ…冗談はいいって♪マジで言ってんの?』

高橋『マジだよ……』
高橋の真剣な眼差しに前田の笑顔が殺された。

前田『本当に辞めるんだ……』
高橋『俺……看護師になりたいんだ…』
前田『看護師?』
高橋『俺は今まで人を傷付けてばかりだった……そんな中途半端な自分が嫌なんだ』
前田『中途半端……』
高橋『マジで生きなきゃ……申し訳ないだろ』
前田『何に?』
高橋『自分に……だよ』
前田『マジで……生きなきゃ申し訳ない……かぁ』


親友・高橋みなみが前田を変えた瞬間だった。
マジすか学園?B?完










大場『えッ終わり!?!?』
島田『まだチームフォンデュでてねぇーぞ!!!』
島崎『ちょっと予想外・・』
市川『書くの面倒になったんじゃねぇーか?』
山内『つーか第一なんだよマジすかBのBって!!』
大場『血液型だろ?』
島田『なわけねーだろ!!ヴィクトリーのBだろ?』
島崎『それはV……チームBがメインなんじゃない?』
山内『そんな様子全然ねぇじゃねぇかよ!!ハイチオールのことだろ』
大場『あぁ!?!?お前喧嘩売ってんのか?』
市川『年増は座ってろって!!』
大場『チッ……』
島田『結局よぉ……なんなんだよマジすかBのBは…』
小森『Bのこと知りてぇのか?』
全員『ムクチさんッ//』
小森『か・ん・た・ん……びぃふぅぉーのBだよ』
全員『あ………』
小森『ばいばーい』
全員『……………』
島崎『やっぱり凄い人だ……』
市川『お前はムクチさん尊敬してるもんなぁ』
島田『誰だよバトルのBって思ってた奴は!!』
山内『俺から言い出しといて話変えるの忍びねぇけどよぉ……終わりなのか?』
大場『えッ何の話だ?』
島田『はッ!?!?年増てめーついにボケたのか?』
大場『ばかッ!!完に気付いてねぇふりしてんだよ!!』
市川『おぉッ!!なるほど♪』
島田『お前天才!!』
島崎『じゃあうちらは出番まで休むとするか♪』
山内『俺らの出番も近いな♪』
ネタが尽きた作者の予想を反して第二章がチームフォンデュによって勝手に開かれた。
作者『マジで続くの?』

ポンッ──


小森『マジだよ』

瀬川はマジ女の校門の前に立っていた。

朝が弱いヤンキー達はまだ誰も学校に来ていない。

瀬川(あと一週間……なんだか寂しいな……)
チームホルモンやラッパッパ達との距離が近付くに連れて別れが寂しくなっていた。

??『なにしてんだオッサン』
瀬川『オッサ……』

瀬川は声のする方を振り返った。
そこに立つ少女は茶色いカーディガンが印象的で強いオーラを放つマジ女一年の松井珠理奈だった。

珠理『オッサンじゃねぇかよ』
瀬川『まだ21だよ//』
珠理『あ?私に喧嘩売ってるのか??』
瀬川『威勢が凄い……逃げよッ!!!』
珠理『ちょッ……逃げやがった』
尖り方が他のヤンキーに比べて鋭い珠理奈に危険を感じた瀬川は忙しでその場を離れた。

瀬川(あれは絶対殴られてたパターンだな……うん)

そんなことを考えながら歩いていると何故か瀬川は河原にたどり着いていた。

瀬川『河原に来たら…絶対誰かに会うんだよな……』
つぶやく通り瀬川の背後に近付く人影があった。


高橋『変態じゃねぇかよ』
瀬川『あッ……高橋さん』
制服姿の高橋みなみと遭遇した。

高橋『何してんだ?こんな朝っぱらから』
瀬川『散歩…ですかね』
高橋『オッサンかよ』
瀬川『はぁ……オッサンて言わないでください//』
高橋『?』

川原に座り2人は話をした。
話の大半は高橋の親友・前田敦子の話だった。
初めて出会った時や喧嘩した時……そして仲直りした時。瀬川は改めて2人の仲の良さを知った。

瀬川『あ……』
高橋『?』
何かを思い出した瀬川はポケットの中に手を入れた。
瀬川『これ……Mって書いてあるから高橋さんの?』
瀬川はヤバクネで拾ったミサンガを高橋に渡した。
高橋『あ……これは敦子のだ』
瀬川『前田さんのMか……』
高橋『違う……みなみのM……敦子のAはここだ』
高橋は自分の手首に巻かれたミサンガを瀬川に見せた。
瀬川『カップルみたいですね』
高橋『ちッ//ちげーよ!!』
瀬川『顔赤いですよ?熱あるんですか?』
高橋『ばッ//』
瀬川は高橋のオデコに手を当てた。高橋の顔は更に赤くなる。
瀬川『ははッ…手じゃわかんないや//』
高橋『ちょッ///』
瀬川は前髪を手でかき上げて高橋のオデコに自分のオデコをピタッとくっ付けた。
瀬川の息が高橋の唇に触れる。
高橋『へッ……変態ッ////』
瀬川『え・・・』
バチン─
高橋は瀬川の顔を叩いて走り去っていった。


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