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カオス・ストーリー23

マジすか学園?B?
第36話

5人は歌舞伎シスターズの元に向かった。

自然と『こいつらと一緒ならなんとかなるんじゃねぇか?』
5人は同じことを感じていた。

指原『お前どっかで見たことあるんだよな・・・』
北原『え?』
高城『ヲタもか?俺もどっかで・・・』
小森『コクン!!・・・』
仁藤『お前らもか!?俺もどっかで見た気がするんだよな・・・』
北原『・・・・』
高城『あッ!!!』
指原『わかったのか!?!?』
高城『ちょっと待ってくれ・・・絵に書くからよ・・・』
高城は廊下の壁に転がっていた油性ペンで頭に浮かんだモノを書いた。

高城『これだ!!』
指原『あぁ──ッ!!!なんだっけなんだっけ///』
小森『!!!!!!』
仁藤『確かしっぽにこんなの付いてなかったか?』
北原『それ・・・うな○犬じゃね?』
全員『それだぁ──!!!!』
北原『・・・』
高城『お前は今からウナギだ!!』
北原『ウナギ・・・』
小森『パチパチパチ///』
指原『すげぇぴったりのアダ名だ!!』
仁藤『おめでとーウ・ナ・ギ♪』
北原『ははは・・・は?ははは・・・』

『あれれー・・・まだ5人も残ってたんだ・・・』
『姉貴ーこれで一年全員ですね・・・』

北原『かッ・・・歌舞伎シスターズ!!!!』
指原『出やがったな・・・』
高城『こいつらが・・・』
仁藤『登場が早いんだよ!!!俺のアダ名が決まってからの登場だろ!!!空気読めよな!!!』
小森『コクンコクン!!!』

歌舞伎シスターズは学校初日の午前中だけでチームホルモン以外のヤンキーを倒していた。


河西『うちらも2人がかりで行くからよぉ・・・5人まとめて来なよ・・・』
倉持『姉貴優しいー』
高城『バカにしやがって・・・』
指原『お前ら喧嘩の強さは?』
高城『んなもん・・・多分強い方・・・だと思う・・・』
指原『そうか・・・・って思うってなんだよ!!??』
北原『俺も・・・強い方だと思う・・・』
仁藤『俺・・・も・・・』
指原『お前らまさか・・・喧嘩したことねぇのか?』
高城『・・・・』
北原『・・・・』
仁藤『・・・・』
指原『ったくマジかよ・・・使えねぇ!!・・・俺もしたこと無いけどよ・・・』
小森以外『ないんかよッ!!!』
指原『悪ぃ・・・お前ら強いだろうなッて思っててよ・・・強気だった』
高城『・・・・』

河西『来ないならこっちからいきますよ』
倉持『一年全員締めれば次はラッパッパですね』


コツンコツン───


指原『お・・・お前!?!?』

1人だけ堂々と歌舞伎シスターズに歩み出た者がいた。


小森『・・・・・』

全員『ムクチ?!!!!!!』

小森『・・・・』

小森の目付きが変わった。
堂々とした小森の姿に4人は感動した。

河西『フンッ・・・雑魚が背伸びしちゃって・・・』
小森『・・・・』
河西『ふざけんじゃねぇよッ!!!』
河西の拳が小森の顔面に向かって飛んでいく。
ドンッ─
小森は頬を殴られて後ろに倒れた。
高城『ムクチッ//』
指原『てんめぇ!!!!』
河西『おらッ!!!!』
指原『ぐぁッ///』
初めて人に殴られた指原は身体が緊張しているのであろうか痛みを感じずに立ち上がった。
河西『らぁッ!!!』
指原『ぶぁッ───』
腹を蹴られて森の横に並ぶように倒れた。
高城『ヲタ//』
河西『弱い奴がヤンキーきどってんじゃねぇよ・・・』
高城『・・・・・』

一年生の頃の歌舞伎シスターズは今と違いかなり暴力的だった。
河西『行くぜ・・・』
倉持『流石です姉貴』

高城『グゥッ・・・』
去っていく二人に顔を歪めながら手を伸ばす高城。
北原『痛ッ・・・・いてーよ・・・』
仁藤『みんなッ・・・生きてっかッ?』
指原『なんとか・・・よッ・・・』
小森『・・・・・』
高城『一発も殴れなかった・・・・一発もだぜ・・・』

五人は自分の弱さを知った。悔しくてたまらない。

指原『俺強くなりたい・・・』
北原『俺も・・・』
仁藤『絶対リベンジしてやる・・・』
高城『今の俺ら・・・ヤンキーに見えるかな・・・』
小森『コクン』


傷だらけの5人はこの時から仲間になった。


固い結束は今も守られている。
隣にいる仲間を守るために少女達はそれから地味に喧嘩を続け地味に強くなった。。


瀬川『へぇ・・・やっぱり負けたんですか』
指原『やっぱりって何だよ!!!』
仁藤『で・・・そのあとボロボロになりながらここでホルモン食ったんだよな・・・』
北原『あの時のホルモンの感触・・・たまらねぇ!!!』
高城『噛んでも噛んでも噛みきれねぇ……そんなホルモンに憧れたんだ』
指原『ムクチは最初ホルモン嫌いだったからなぁ』
小森『コクンコクン』
瀬川『へぇ……そうなんだ…』
高城『……』

昔話を聞いた瀬川はどこかしら悲しげな表情だった。
それを感じ取ったのはホルモンを口に加えたままの高城だけだった。

高城『先生……何かあったの?』
瀬川『いや…別に…』
解散した高城と瀬川は二人っきりで秘密基地に残っていた。

甘えたい気持ちを押さえて高城はちょこんと瀬川の横に座った。

高城『先生?』
高城は首を傾げて瀬川の顔を覗くように見た。
瀬川『僕………』
高城『ん?』
瀬川『来週で僕の教育実習終わっちゃうんです……』
高城『えッ……』

突然の瀬川の告白。

瀬川に与えられていた期間は1ヶ月。
タイムリミットは近付いていた。

高城『んな……』
瀬川『一生会えない訳じゃないし……ね♪』
高城『そんな大事なこと最初から言ってよ!!』
瀬川『あれ?言ってなかったっけ…』
高城『言ってないよ!!……言って……ない』
瀬川『高城さん……』
涙目の高城は拗ねた子供のように瀬川の肩を叩いた。
瀬川『最後の一週間は平和に過ごしたいね』
高城『先生のバカ…知らないッ//』
瀬川『ふふッ…』
高城『なんで笑うんだよ!!』
瀬川『高城さんって照れたり泣いたりすると可愛いなって♪』
高城『ばッ……可愛いくなんかないよ……』
瀬川『可愛いよ…』
高城『先生……』
瀬川『高城さん……』
小森『♪』
瀬・高『うぉッ///』

キスをする寸前で�%

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