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カオス・ストーリー23

マジすか学園?B?
第35話

指原『クンクン・・・』
高城『クンクン・・・』
二人は屋上へ続く階段を登っていた。

ジュウゥ──

高城『あれは・・・』
指原『誰だあいつ?』

屋上に着いた二人は火鉢とその上で肉を焼く少女を見つけた。

小森『♪』
今と何も変わらない小森がそこにはいた。

グルルルゥ───
高城『あッ・・・///』
肉の焼ける匂いと音に腹が鳴る高城。
指原『だっせぇなぁ・・・腹が鳴──』
グルルルルルゥ────
指原『・・・・朝抜いてきたから』
高城『旨そうだなぁ・・・』
指原『あぁ・・・』

二人は潤んだ瞳で肉を箸にとる小森も見つめていた。

小森『?』
視線に気付いた小森。
首を傾げ二人の視線が集まる肉を上下に動かす。
指原『ゴクリ・・・』
高城『ゴクリ・・・』
面白い程に肉動きに合わせて二人は首を動かす。
小森『・・・・』
口を開けて肉を口の前まで運ぶ。
指高『アァァ・・・・』
小森『・・・・・』

小森は肉を網の上に戻した。
指高『ほッ//』
小森『・・・・』

ジュウゥ───

小森は焼けた肉を皿に盛って立ち上がった。

小森『♪』
そして首を傾げて二人の方に向けて皿を差し出した。
高城『えッ・・・』
指原『いいの・・・・か?』
小森『コクンコクン』
高指『フフッ///』
二人は顔を見合わせて小森の元へ駆けていった。チーム焼き肉が誕生した瞬間だった。瀬川『えぇ!?!?焼き肉!?!?』
高城『最初は焼き肉だったなぁ・・・懐かしいなぁ//』
瀬川『焼き肉・・・』
指原『最初からホルモンに行き着くわけないだろ?』
仁藤『あの頃はまだホルモンの素晴らしさに気付いてなかったなぁ』
北原『まだガキだったからな』
瀬川『・・・・』


瀬川にはわからないが焼き肉→ホルモン→焼き肉・とうもろこし→ホルモンという順で極めていくらしい。


瀬川『親父みたいなたどり方・・・』

ジュウゥ───
高城『うめぇ・・・』
指原『ハラミやべぇぞ・・・』
小森『コクンコクン♪』
高城『お前名前は?』
小森『・・・・』
指原『もしかして耳聞こえないのか?』
小森『フルフル//』
小森は首を横に振った。
高城『ひょっとしたら喋れないんじゃないか?』
指原『そうなのか?』
小森『・・・コクンフルコクンフル』
小森は頷きながら首を横に振った。
指原『わかんねぇ・・・って俺の自己紹介がまだだったな・・・俺はC組の指原ってんだヨロシクな』
高城『俺もC組の高城亜樹ってんだ』
指原『なんだクラス一緒だったのかよ』
小森『!!!!』
小森もC組だったので手をあげてアピールした。
指原『三人ともC組かよ』
高城『さっきは・・・ぶつかって悪かったな・・・』
指原『俺も悪かったし・・・その・・・高城・・・』
小森『♪』
高城『亜樹でいいよ・・・ていうか二人ともアダ名ねぇのか?』
指原『アダ名?』
小森『?』
高城『この学園はーよぉーアダ名で呼び合うらしいぜ♪』
指原『参ったな・・・アダ名なんてねぇぞ//』
小森『コクンコクン//』
高城『お前は・・・無口だからムクチな!!』
指原『無口って・・・こいつにはちゃんと口付いてるぜ?』
高城『お前頭わりぃなぁ・・・なぁムクチ』
小森『コクン♪』
指原『よしッ!!とりあえず一年の中で最強になってラッパッパをぶっつぶす!!』
高城『じゃあ一年で天下一舞踏会でも開くか?』
小森『コクンコクン!!』
指原『でもよぉ・・・確かこの学校にはあの二人組が入学したって噂だぜ』
高城『あの二人組?』
指原『歌舞伎シスターズだよ!!・・・地元の中学では噂になってたぜ』
高城『知ってるかムクチ?』
小森『コクンコクン!!』
高城『そんな奴がいるなら見てみたいな・・・』
指原『目立つ成りをしてっから今頃誰かとやってんじゃねぇか?』


指原の言う通り歌舞伎シスターズは暴れていた。


仁藤『ハァッ・・・俺何にもしてねぇのによぉ・・・』
河西『ちょっと・・・弱すぎじゃないすか?手加減してやっちゃう?』
倉持『やっちゃいましょう・・・』
仁藤『ふざけんなよ!!いきなり殴りやがって!!!』
河西『生徒は片っ端から殺る・・・悪いけど死んでくれ』
河西は拳を緩めて掌拳の構えになった。
仁藤もそれを見てヤバいと感じる。
仁藤『・・・・逃げろ!!!!』
倉持『あッ・・・待て!!!』
河西『追うな・・・嫌でもいつか当たるんだ・・・』
倉持『了解です姉貴』

仁藤『やべぇぞ・・・やべぇぞ//』
北原『あッ・・・オメーさっきの・・・』
仁藤『お前!!こっちこい!!!』
北原『なッ・・・なんだよ//』
仁藤『いいからこっちこいって!!』
北原を引っ張りながら仁藤は屋上に走った。
北原『なんだよッ///』
仁藤『歌舞伎シスターズが暴れてんだよ!!』
北原『えッ・・・マジかよ//』
仁藤『追って来てねぇよな・・・』
北原『おいおい頼むぜ・・・』
仁藤『追って来ては無いみたいだな・・・』
北原『んッ・・・なんだこの良い匂い・・・』

ジュウゥ───
高城『お,お前らさっきの!!』
仁藤『お前・・・って何で焼き肉食ってんだよ//』
北原『グルルルル・・・上手そうだなぁ・・・』
小森『?』
小森は焼けた肉を北原に差し出した。
北原『いッ・・・いいのか?』
小森『コクン♪』
北原『モグモグ・・・うめぇ//』

美味しそうに北原が食べるのを見て小森はニッコリと微笑んだ。
指原『アキチャ知り合いか?』
高城『あぁ・・・さっきグラウンドで・・・』
北原『アキチャ!??お前アダ名なんか無かっただろう?』
高城『さっきヲタとムクチに作ってもらったんだよ』北原『ヲタ?』
仁藤『ムクチ?』
指原『俺がヲタでそっちがムクチ』
小森『コクンコクン・・・』
北原『なんでヲタ?』
高城『アイドル大好きなんだってよ・・・』
仁藤『ヤンキーがアイドルって・・・斬新だな』
北原『斬新じゃねぇだろ//』
指原『んでムクチは・・・』
小森『・・・・』
指原『というわけだ』
北原『なるほど・・・斬新だな』
仁藤『斬新じゃねぇだろ!!』
高城『お前らコンビの漫才師かよ・・・』
仁藤『ちげーよ・・・』
指原『どうしたんだよその傷?』
仁藤『歌舞伎シスターズにヤられてな・・・』
指原『噂をすればだな・・・』
仁藤『このままだと一年は歌舞伎シスターズに締められるぜ』
高城『そりゃ・・・焼き肉食ってる場合じゃねぇな』

高城は箸を置いて立ち上がった。
北原『どこ行くんだよ!?』
高城『歌舞伎シスターズとやってくる』
仁藤『無理だって・・・あの二人・・・特に大歌舞伎の方はラッパッパ四天王クラスに引けをとらねぇ強さだ』
高城『だからってジッとしてられっかよ!!』
仁藤『・・・・』
指原『俺も行くぜ・・・ここで出会ったのも何かの縁だしな・・・』
高城『ヲタ・・・』
小森『コクン!!!!』
高城『ムクチ・・・』
北原『しゃーねーなぁ・・・俺達もついていくぜ』
仁藤『台詞取るんじゃねぇよ・・・まぁ終わったら焼き肉俺にも食わせろよ』
高城『お前ら・・・』

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