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カオス・ストーリー23

AKB学園小説
第3話

敦「ちょっと、だいじょうぶ?」

真「うん大丈夫。たぶん」

敦「でも以外だね。マコト君がジェットコースターに弱いなんて。
  言ってくれれば乗らなかったのに。」

真「前田さんが乗りたそうにしてたから、断るのもどうかと思って」

あのハイテンションな二人とわかれて1時間くらい過ぎた。
そういえば、前田さんと二人きりになったのはあの時以来だ

敦「ねぇマコト君。あのさ、アッアレ乗らない?」

真「あれって、観覧車の事?ボクはいいから、前田さんだけでも行って
  きたら。ボクは待ってるから」

敦「もっもしかして高いのもダメなのー。だらしないなー」

真「だらしないだって?いいよ。ボクも行くよ」

敦「ホントに?じゃ速く行こう」

敦(やったぁ作戦成功?)

  ?観覧車内ー

敦「うわぁ外すっごいキレイだよ。マコト君もコッチきて見たら?」

真「遠慮するよ。コッチからも見えるから」

(プルルルル プルルルルル)

真「メールか(カチャ)・・・・・」

敦「どうしたの?」

真「・・・・前田さん、ちょっといい?」

敦「えっなに?」(この展開は、もしかして)

真「コレからおりたら、アソコのジェットコースターの近くにあった
  ベンチで待っててくれない?」

敦「え、うん分かった。」(ここじゃ恥ずかしいのかな)

  ? 外 ー

敦「どこだったけ?ここらへんなんだけど。あった。て何で二人が
  いるの?」

み「あっちゃーん、大丈夫だった?すごい心配したんだよ」

敦「え、何で?どういうこと?全然訳がわからないんだけど」

健「あぁやっぱり。まぁちょっとヤバイ事になっちゃてさ」

それはマコト達が観覧車に乗るより少し前

不良A「おい山岡ァ!!久しぶりじゃねぇか」

み「えっケンジ君、呼ばれてるけど。この人知り合い?」

健「いや、見た事無いと思うけど」

不良A「見た事ねぇ訳ねぇだろう!中学時代に喧嘩したろうが!お前が
   忘れても俺はおぼえてんだよ。お前に負けたせいで、2年も付き
   合ってた彼女に振られたんだぞ。なのにお前はそんなカワイイ
   女の子とデートなんかしやがって」

み「えっカワイイだなんて」

健「そんなとこに反応しなくても」

不良A「ごちゃごちゃウルセェ!ぶっつぶしてやる」

(バシッ バゴッ ドサ)

不良A「くそぉまた負けた」

み「すごい。むちゃくちゃ強いじゃん」

健「じゃ行こっか、たかみな。」

不良A「ふっこの俺がこのまま終わると思うなよ。今頃あとの二人が
   お前と一緒にいた二人に近づいてるだろうぜ。」

み「え!ヤバイじゃん。ケンジ君どうしよう」

健「別に気にしなくてもいいんじゃない。アッチにはマコトがいるし。
  たった二人くらいなら大丈夫だろうから。一応メールはしとくか」


健「・・・て訳でさ。」

敦「じゃもしかして今頃。どうしよう」

健「だから大丈夫だって。ほら、噂をすれば」

真「どうしたの皆して」

み「どうしたのじゃ無いよ。心配してたんだから」

敦「そうだよ。すごく心配したんだからね。でも無事でよかった。
  今度からはそんなことしないでよね」

真「う、うん。ごめん」

彼女のほほ笑んだ顔が、すごくキレイで輝いてみえた。こんな気持ちを
どこかで感じた事があった気がする

健「じゃもうこんな時間だし帰ろっか」

敦「・・・・」

み「あっちゃんどうしたの?」

敦「ううん何でもない」(二人相手に喧嘩したのに、怪我してないなんて)

この日から前田さんの心の中に、二種類のボクが生まれていた事に
ボクはこの時、全然気付かなかった

健司達と遊園地に行った次の日の学校。クラスではテストが近い事もあって
少しだけ、いつもと空気が違ってた。ここ以外は

み「遊園地楽しかったね。ちょっとハプニングもあったけど」

敦「うん、そうだね。今度は違う所に行きたいね」

健「じゃ今度は海に行こうぜ。オレ穴場知ってるからさ」

み「海か。それいいね」

敦「口車に乗っちゃダメだよたかみな。どうせわたし達の水着めあて
  なんだから。この変態ケンジ」

健「ばれてたか。さすが我が幼なじみ、オレの事よくわかってんな」

み「いやいやいや。否定しないのかい」

何なんだこの三人は。何でこんなに緊張感が無いんだ

真「君達さ、テストが近いってわかってる?」

健「わかってるよ。でも今頃勉強しても遅いし、オレは本番に強いから
  大丈夫」

み「わたしも右に同じ」

敦「わたしはもうほとんどしたから」

本当に何なんだこの三人。テストに対しての意識が違い過ぎる

真「そう。今日ボク少し残るから帰る時は三人で帰ってね」

み「OK分かった」

敦(これは・・チャンス)

ボクは、前田さんが何をしようとしてるのかわからなかった。そして
そのまま時間が過ぎ、放課後になった

み・敦「じゃマコト君バイバイ」

真「うん。また明日」

  ?帰り道ー

敦「ねぇたかみな」

み「ん?何あっちゃん」

敦「ちょっとマコト君の事で、気になる事があるんだけど。ほら遊園地
  の時、不良に襲われたじゃん。その時わたしとマコト君の方に二人
  来てたって言ってたのに、戻ってきたマコト君、怪我ひとつしてな
  かったじゃん。そんな事あり得るのかなって思って」

み「そういえばそうだったかも。」

敦「それに言い方が悪くなっちゃうけど、マコト君みたいな真面目で
  あんまり人に感情を見せない人が、ケンジみたいなチャラくてす
  ぐ喧嘩する奴と、あそこまで仲がいいのは、ちょっとオカシイと
  思うんだ」

み「まあ、確かに。わたしも初めて見た時、ちょっと変なペアだとは
  思ったけど。」

敦「だからさ。たぶん、わたし達が知らない中学の時に何かあるんだと
  思うんだよね。それを知りたいから、たかみな手伝ってくれない?」

み「うん、いいよ。わたしもちょっと気になってたし。でもどうやって
  調べるの?マコト君が誰と遊んでたとか、わたし達ぜんぜん知らな
  いんだよ」

敦「いるじゃん、一人だけ。目の前に」

み「えっケンジ君に聞くの?・・・まぁそれしか方法が無いし、分かった
  ケンジ君に聞こう」

敦「よし、じゃ早速行動しよう。ねぇケンジ」

健「ん。なに?」

敦「今から、たかみなと二人でケンジの家に行っていい?」

健「えっマジで!?いいよ。超大歓迎だよ」

敦「作戦成功だね」

み「うん」

わたし達はケンジの家に向かった。マコト君の過去を少しでも知る為に

健「まぁそこら辺に座っててよ。今なんか持ってくるから」
(ガチャ バタン)
敦「よし。とりあえず何か探そう。たとえばアルバムとか」
み「うん、そうだね」
わたし達は今、ケンジの家に来てる。ここならきっとマコト君の秘密を
知ることのできる物があるはずだから。
敦「うーん、全然見つからないなぁ。そっちはどう?」
み「コッチも全然見つかんない。ここら辺には無いのかな」
敦「速くしないとケンジ戻ってきちゃうよ」
み「もう仕方がない。あそこ調べよ」
たかみなが指さしたのは、ベットの下だった
敦「いやだよ。どうせHな本とかしか無いって。」
み「でも、もうそこしか残ってないよ。ほら速く、時間ないよ」
わたし達はベットの下を調べた。やっぱりHな本とかが出てきたけど
その中にひとつだけ、大事そうな箱があった。その中を見ると色んな
物が入ってた。その中に一枚だけ、写真が入ってた。その写真には、
中学生の時のケンジと、ガラの悪い男の子二人が写ってた
健「二人とも、そこで何してんの?」
み「げ!ケンジ君。あの、これは・・・」
敦「ねぇこの人たち誰?」
健「あ、その写真。勝手に見ないでくれよー」
敦「ちゃんと答えてよ。」
健「うーん、なんてゆうか。その二人は中学時代の友達だけど」
み「じゃあ、この二人のどっちかがマコト君なの?」
健「いや、マコトは写ってないよ。マコトが写ってるのは確か・・・
  あった。ほら、これだよこれ。」
その写真には、今とほとんど変わらないマコト君が写ってた
み「ふぅよかった。やっぱりわたし達の勘違いだったみたいだね」
敦「うん、そうだね。」
健「どういう事?」
わたし達は全部話した。ケンジはそれを笑いながら聞いてた。ちょっと
ムカついたけど、内心は一安心してた
健「あれだよ。マコトちょっと前まで、格闘技してたからさ。だから
  強いんだよ。それに、オレとマコトが仲イイ理由は、アイツとい
  ると楽しいかなって思ったからつるんでるだけで、そこまで深い
  理由は一切ないよ」
敦・み「ホントに?」
健「うん、本当だよ。アイツは昔からあんなんだよ」
み「ふーん、そっか」
この後わたし達は、すこしだけ話して帰った。少しはマコト君の事を
知る事が出来た。そう思ったけど
健「危なかったぞ、マジで。やっぱすごいな女の勘って」
真「でも、上手くいったんだろ」
健「あぁそりゃ上手くいったよ。感謝しろよーオレが友達に、このニセ
  写真頼んでなかったら、確実にばれてたぞ。」
真「あぁ感謝してる。あの二人には知らなくていい。いや、知ってほしく
  ないから」
わたし達は、だまされてた。その事に気づかされたのは、あの出来事が
起こる、かなり後の事になる。

み「マコト君おはよー」
真「高橋さんか、おはよう。行き道に会うなんて珍しいね」
み「いやー今日は早く起きたんだよね」
どうやら、あの写真がニセモノだとは、ばれてないみたいだ。
健「だから悪かったって言ってるじゃん。今度はちゃんと行くって」
?「それ何回目!?いい加減にしてよ」
み「うわーモメてるね。どうしたのかな」
真「関わらないほうがいいよ」
み「そうなの?ってあれみぃちゃんじゃん。」
峯「あ、たかみなーおはよう。聞いてよ、このバカ男ね、わたしを何回
  もデートに誘っといて、当日にドタキャンするんだよ」
み「えっホントに?何してんのケンジ君」
健「えっと・・それはね・・あの・・あれだよ・・あれ」
真「どうせ他の女子と遊んでたんだろ」
健「バカ!お前それを」
峯「へーそうなんだ。昼休み、ちょっと来てくれるかな」
健(ビクッ)「ハッハイ!必ず、絶対に行かせていただきます」
み「みぃちゃんコワーイ」
はぁ相変わらず、女子に対してチャラい奴だ。
真「速く行かないと遅れるよ」
ボク達は教室に向かった。前田さんはもう席に着いていた。その後
ボク達は昼休みまで、何事もなく過ごした
み「ケンジ君、今頃みぃちゃんにものスゴク怒られてるだろうな」
敦「心配するだけソンだよ。昔から女子に対してはだらしないんだから」
み「そうだね。あれは女の敵だね」
健「ただいま」
敦・み「あっ戻ってきた」
真「今回は、そこまでひどい事されなかったんだな。骨の一本でも折ら
  れればよかったのに」
健「いやー、確かにヤバかったけど。今日、映画を一緒に見に行くって言ったら
  ゆるしてくれたんだよね。ホントに助かった」
敦「それで、一体何人の女子と遊んでんの」
み「そうだよ。けっこういるんじゃないの。しっかりした方がいいよ」
健「はい・・以後気をつけます」
よく言うな。全然こりる気無いくせに。絶対少なくても3人はいるな
健「マコトちょっと頼みがあるんだ」
こういう時にコイツが頼んでくる事はロクな事じゃ無い
健「今日のデート付いてきてくんない?みぃちゃんに頼まれてさ。オマエ
  も連れて行かないとダメなんだよ。」
真「何でボクまで。絶対行かないから」
健「頼むよー。あの写真つくるの金かかったんだぜ」
こういう時の為にすんなり引き受けたのか。
真「わかったよ。行けばいいんだろ」
健「おう、ありがとう。お前が親友でよかったよ」
その後普通に授業を受けて放課後になった。前田さんと高橋さんには
ケンジが適当にウソをついて先に帰ってもらった。そして峯岸さんが
待ってる教室に向かった
峯「あ、やっと来た」
健「ゴメーン待たせた?あれ、誰それ?」
そこには、もう一人女の子がいた。この時、何でボクまで誘われたのか
その理由がわかった

健「じゃどの映画観よっか。オレはアレがお勧めなんだけど」
峯「あれ?わたしのクラスじゃあんまり評判よくないよー。わたしは
  断然アッチが観たいな。主役の男の子がすごいイイんだよ」
健「いやいや、断然アレだって。そんな恋愛物より、やっぱアクション
  物の方が観てておもしろいって」
何なんだこの二人のテンションは。ケンジの奴、最初は嫌々きたみたいに
してたのに、今は一番はしゃいでるじゃないか。それにあの女の子の方も
ケンジと同じテンションって、そうとうヤバイな
峯「今日はわたしに逆らわないって約束じゃ無かったっけ」
ケンジの奴、そんな約束までしてたのか
健「そ・・それは・そうでしたね。わかりました。そちらを観させてもら
  います」
峯「よし、素直でよろしい。そこのお二人さん、観るの決まったよ」
そうだ。そういえばもう一人いたんだった。確か名前は板野友美。
教室で待ってたもう一人の女の子だ。正直あんまりイイ噂は聞かない
友「どれ観るの?あーあれ、ともも観たかったんだ」
自分の事をともって言うなんて、この子もちょっとヤバイタイプか?
峯「ほら、速く行こう。映画はまってくれないよ」
ボク達は4人並んで映画を観た。女子二人は涙目になったりして、とて
も感動していた。正直ボクからしたら、何が良かったのか全くと言って
いいほど分からなかった。ケンジの奴に関しては、始まって20分程度
で完全に寝ていた。
峯「観てよかったね。やっぱりコレ選んで正解だったよ」
友「うん、そうだね。ホント主役の人かっこよかったね」
峯「うんホントにかっこよかったね。ケンジ君もそう思ったでしょ」
健「うん、超かっこよかったな。オレも見習おうと思ったよ」
始まってすぐに寝た奴がよく言うな。
友「マコト君はどうだった?」
真「え、よかったと思うよ。」
友「ふーーん。この後ちょっといい?」
何だいきなり。こういう時は絶対ロクな事じゃ無いのはスグに分かる
でも、断ったら断ったで後々ヤッカイだろうし
真「うん、別にいいよ」
この後ケンジと峯岸さんは、まだ行く所があるという事で、さすがに
ボクと板野さんは抜けた。そしてその後ボク達は、近くの公園のベンチ
に座った
真「それで、ボクに何の用があるの?」
友「えーっとね。ほら、ちょっと前マコト君、遊園地で不良二人に
  絡まれてたでしょ」
真(ケンジ達と4人で行った時か)
友「とも、それ見てたんだよね。それでね、それ見てて思ったんだけど
  ね。もしかしてマコト君、中学の時に男3人でつるんでなかったり
  しない?」
真「・・・いや、そんな事なかったけど」
友「ホントにーー?」
真「うん、本当だよ」
友「そっか、ともの勘違いか。じゃ、聞きたかったのはそれだけだった
  から。バイバーイ」
真「うん、バイバイ」
ボクは彼女の後ろ姿を見ながら、心臓の音を静かにしていった。ボクは
すごく驚いていた。なぜなら、今彼女が聞いてきたのは、ボクがもっとも
隠したい事だったから

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