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カオス・ストーリー23

AKB学園
第9話

たかみな「春さん!あっ変なとこ見られちゃったな・・・」


そういいながら涙を拭く。

春「どうしたこんなとこで?」


たかみな「実は・・・ちょっと訳あって家飛び出して来ちゃって、走ってたらここがどこだか分からなくなっちゃって」


そういっているたかみなの目には涙がたまっている。

春「じゃあなんでしゃがんでたの?」


たかみな「走ってる途中に足ひねっちゃって・・・」

春「こんなに冷たくなって・・・」


たかみなの体はすごく冷たくなっていた。


春「家帰りたくないんでしょ?なら家おいでよ、暖かい飲み物出してあげるから、ね?」


たかみな「いいんですか?」

春「うん!あっ足ひねったんだっけ?歩ける?」


たかみな「無理っぽいです・・・」


春「ん?なら乗りなよ、背中」


たかみな「え?おんぶしてくれるんですか?」


春「それ以外方法ないからね」


そういってたかみなを背中に乗せる。


たかみな「ありがとうございます。」


そして家に向かって歩き出す。


春「最初見たとき小・中学生かと思ったよ」


たかみな「ひどいっ!確かに身長は148、5しかないんですけど・・・」


話してる内に家に着く。

麻里子「おかえり?遅いぞ!何してた・・・ってみなみちゃん?」


春「ゴメンちょっと訳ありだから俺の部屋つれてくから」


麻里子「分かった。家につれてきたんだからちゃんとみなみちゃんを助けてあげなさいよ」


春「分かってるって!てかそのつもりだったし」


そうして俺の部屋に連れていく。


春「狭いけどベットに座ってて、今あったかいココア持ってくるから」


たかみな「はっハイ。」


そして


たかみな「ズズズ・・・おいしいです」


春「良かった。ねぇ、なんで家出したのか話してみない?言った方が楽になるよ」


たかみな「実は、私養子だったんです。」


春「え?」


たかみな「今日、今度旅行に行くからってパスポートを作りに行ったんです・・・そしたら・・両親は本当の・・親じゃなく・・て」

話しているたかみなは泣いていた。


たかみな「それで・・私・・どうすればいいか・・分からなくなって・・ママたちに“もういい!!”って言って出て来ちゃって・・・」


春「それであそこで・・・」

ギュッ


たかみな「え?」


たかみなを抱きしめた。


春「親が本当の親じゃなかったなんて知ったら俺でもどうしていいかわからないし。だから俺が全部受け止めるから、泣いちゃいなよ。たかみな・・・」


たかみな「グスッ春さん・・・」


そういってたかみなはずっと泣いていた。


・・・


たかみな「ありがとうございます。落ち着きました。」


春「本当に?」


たかみな「今日帰ったら両親とちゃんと話そうと思います。」


春「そうだよ、本当の親はちがくても15年間育てたのは事実なんだから」


たかみな「そうですよね・・・私形にとらわれてました。」


たかみな「じゃあ私帰ります。」


春「分かった。足は?」


たかみな「もう大丈夫です。」


春「いや家近付くだしおんぶしてくよ。大丈夫ですって言っても乗せるから!」

たかみな「ありがとうございます、じゃあお言葉に甘えて」


春「じゃあ送ってくる!」


麻里子「いってらっしゃい!みなみちゃん、なんか困ったら春に相談しな!コイツ相談乗るのは得意だから」


たかみな「はい、ご迷惑かけました」


そうしてたかみなを送る。

春「明日、学校来いよ!」


たかみな「ハイ!」


春「じゃあまた明日」


そういってたかみなと別れた。


たかみな「どうしよう。春の事好きになっちゃった・・・」


結局たかみなは親と話し解決したらしい。
あの後来たメールに書いてあった。

次の日、


春「うっす」


優子「オッハー春!」


たかみな「おはようございまス☆春さん!」


春「たかみな大丈夫なんだね?」


たかみな「はい!ありがとうございました!」


優子「?なんの話し?」


たかみな「ん?秘密?」


優子「何それ?教えてよ?」

キーンコーンカーンコーン

そして放課後


夏輝「春?部活行こ!」


春「下駄箱にバッシュ忘れたから先行ってて」


夏輝「分かった。」


下駄箱に向かう。


春「あったあった。さて行くか」

そう思ってると


?「キャー」


春「なんだ?」


そう思って声のする方に行くと、一人の女子が男に襲われていた。


?「やめて!アンタとはもう別れたって言ったじゃん」


男「そんな事言うなよ?!とも?みちゃん」


これは・・・助けるか・・

カシャカシャ


男「なんだ?」


春「スクープはっけ?ん。これ職員室に届けにいこーかな?」


男「クソッ覚えておけよ」


そういって男はどっか逃げていく


春「まったく」


?「助けてくれてありがとう」


うっヤバイこのうわ目づかい・・・かわいい


河西「私は河西智美。2組だよ」


春「俺は沙羅崎春。君ってともみシスターズ?」


河西「そうだよ」


ともみシスターズとは2組の河西と板野の二人で見た目がギャル風で周りはあんまり近付かない。


春「じゃあ俺行くから、あんまり遊ぶなよ」


そういって体育館に行く。

河西「沙羅崎春・・・一目惚れしちゃった。絶対おとしてやる」

体育館に行くと、みんな集まっていた。


監督「3年はもう引退だ。そこで新しい部長と副部長を決める。」


監督「部長は菅原、副部長は沙羅崎!」


春「俺?」


監督「よろしくね」


そういって監督は行ってしまった。


夏輝「やったじゃん!」


春「俺が副部長になったからには1年の練習も増やすから」


夏輝「うそ?やめてよ!誰か?こいつ変えて?」


春「そんなこといったらお前3倍ね」


夏輝「すいませんすいませんm(_ _)m」


内藤「ん?女子たちも決まったらしいぞ」


夏輝「副部長、宮澤じゃん!」


春「アイツそんなにうまいんだ」


そして長い練習が終わった。


菅原「じゃあ今日は終わり!寄り道すんなよ!」


夏輝「春?実はねー俺ね?」

春「何?」


夏輝「彼女できたんだ?」


春「ふ?ん彼女かそうかそうか・・・ってえっ?彼女?お前が?」


夏輝「ふんなんとでも言え!俺はもう勝ち組なのだから!ハハハハ」


春「誰?同学年?名前は?」

夏輝「3組の佐藤亜美菜」


春「誰?」


夏輝「まぁ今度教えてやるよ!じゃあこれからデートだから、お前も恋しろよ?」


そういってせっせと行ってしまった。


春「恋、か・・・」


そう考えながら家に帰った。

一人で帰っていると、


ゆきりん「春さ?ん!」


春「あっゆきりん」


ゆきりん「一人ですか?」


春「うん。一緒に帰ろうか?」


ゆきりん「はい!でも夏輝君は?」


春「彼女とデートだってさ」

ゆきりん「えっ彼女!!!」

春「ゆきりんってリアクションでかいよね?」


ゆきりん「そうですか?そういえば春さんって彼女いないんですか?」


春「うん今はね」


ゆきりん「じゃあ?どんな人が好みですか?」


春「う?ん、ゆきりんみたいな人かな?」


ゆきりん「えっ!」


嘘!どうしよ!


春「ゴメン冗談?」


ゆきりん「でっですよね?」

なんだ・・・冗談か・・・

春「でもゆきりんの優しい感じで見守っていてくれるみたいなところは好きだよ」


ゆきりん「本当ですか?」


春「それは本当だよ!じゃあ俺こっちだから」


ゆきりん「あっはいじゃあまた明日?」


春「また明日ね?」


・・・・


好きっていわれた時ドキドキしちゃった・・・


ゆきりん「よしっ決めた!春君を夢中にさせちゃうぞ!」

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