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カオス・ストーリー23

AKB48メンバーが中2の男の子とデート
第2話

隼は高橋の家への道を歩いていた。
隼:「久しぶりだなぁ・・・キレイな夕日見たの・・・」
隼がぽつりとつぶやいた。
高橋:「ん?何か言った?」
隼:「い、いいえ!何でもないです・・・」
高橋が立ち止まった。着いたようだ。
高橋:「さぁ、入って!ゆっくりしてってね!」
隼:「はい!じゃぁ、お邪魔します。」
高橋:「いまお風呂沸かすね☆」
話しかける暇も無い。忙しそうだ。
10分後
高橋:「入っていいよ?」
隼:「入らせていただきます」
隼は高橋にいろんなものを見せないように風呂へ入った。
隼:「ハァ・・・あったかぁ・・・」
そうつぶやいたときだった。高橋が風呂へ入ってきたのだ。
高橋:「隼く?ん!一緒にお風呂入ろぉ♪」
隼:「どわっ!?裸は見せないんじゃぁ・・・?」
高橋:「だって女に女の体見られたくないんだもん!」
隼はとりあえず高橋に目を向けないように入っている。
隼:「・・・・・・・・」
高橋:「・・・・・・・・・・・えいっ!!」
高橋が隼へ抱きついてきた。
隼:「なななな、何ですか!?って・・・たか・・みなさ・・・ん・・・?」
高橋:「あったかぁい♪このまま寝ちゃいそ・・うだよぉ・・・」
高橋はそのまま静かに寝息を立て始めた。
隼:(ヤバイ・・・たかみなさん寝ちゃった!どうすっかぁ?)
とりあえず隼はたかみなが起きないように風呂を出ようとした。
いや、それしか無かったのだ。

たかみなが抱きついたまま寝た後、隼は起こさないように風呂を出ようと
していた。
しかし、風呂場から出た瞬間にたかみなが目を覚ました。
高橋:「ぅ?ん・・・寝ちゃってたの・・・?」
隼:「はい、ぐっすりと。疲れが溜まってたんでしょうね。」
いい終えると同時に、たかみなが更に強く抱きしめてくる。
高橋:「みなみ、ずっとこうしてたいよぉ・・・・」
隼:「・・・・・・・・・・・」
高橋:「なんてね☆今ごはん作るからネ」
着替え終わると、キッチンからは何かを炒めているような音が聞こえた。
高橋:「隼く?ん!もう出来るよぉ!」
隼の目の前に出されたのは、オムライスだった。
高橋:「もしかして、オムライス嫌い・・・?」
隼:「いいえ!大好物です!いただきます!」
隼は10分もしないうちに食べ終わった。
高橋:「おいしかった?」
隼:「とてもおいしかったです。ご馳走様です。」
時間は9時30分を過ぎた。
高橋:「さっ寝るよ!」

隼:「へ?早くないですか?」
高橋:「コレでも遅いほうだよ☆ライブがあると3時起きだから」
隼からしても、少し遅い時間だった。
高橋:「ンフフフ?♪やっぱりあったか?い♪」
隼:「そんなにあったかいんですかぁ?」
高橋:「うん!自分の枕より気持ちいいかも・・・」
高橋はウトウトしてきている。
隼はやさしく高橋の頭を撫でた。
高橋:「気持ちいぃ・・・隼くん優しすぎるよぉ・・・」
高橋はすぐに寝息を立て始めた。
隼も高橋の寝顔を見ているうちに眠くなってきて、そのまま寝てしまった。
AM5:00
隼はいつもの時間に目が覚めた。普段ならこのままウォームアップのために
10kmほど自転車で坂を上りに行っていた。
しかし、まだ東京に来て2日だ。周辺の地理は全く分からない。

高橋はまだ寝息を立てている。
高橋:「・・・zzz・・・スー・・・」
隼:(ヤバイ・・・寝顔チョーカワイイしwww)
そっと起きようとしたときだった。
高橋:「う・・・ん・・・ハァ・・・・・」
高橋が起きてしまった。このまま静かに寝ているものだと思っていた隼は
少し驚いた。
高橋:「隼くぅん・・・おはよぉ・・・チュッ」
隼は高橋から頬にキスを受けていた。
隼:「ッ・・・!」
高橋:「まだまだ男の子だねぇ・・・」
高橋が部屋のカーテンを一気に開ける。まぶしい。
高橋:「急いで隼くん!6時には家出るからね!」
隼:「6時って・・・あと30分しかないじゃないですか!!」
高橋がカロリーメイトを隼に投げた。
高橋:「朝ごはんはコレ食べて!」
隼はこういう朝食には慣れている。自転車選手にとって朝は一番大事と
言ってもいい。すぐに食べ終わる。
隼:「さてと・・・高橋さん、ココからはどれくらい掛かりますか?」
高橋:「まぁ、20分くらいかな?って隼くん!?」
隼は昨日帰ってきた道を思い出しながら、ロードバイクを走らせる。
大きな道に出た。まだ車は少ない。不意に後ろからクラクションが鳴った。
篠田:「私について来て!」
隼は軽くうなずき、篠田の車の後ろへ回った。ペダルを回す足が軽くなる。
空気抵抗が減ったからだ。
篠田の車の速度が落ちて、ウィンカーを上げた。着いたようだ。
篠田の車に接触しないように速度を落としながら、ビンディングを外した。
自転車を担ぎ、篠田と一緒にビルに入った。
ついに始まるのだ。マネージャー生活が―
第1章 完

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