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カオス・ストーリー23

AKBで小説?僕の仕事はマネージャー?
第10話

サトシ「はぁ…頭痛ぇ…」


当たり前のことだがサトシも人間だから、無理をすれば病気にもなる
毎日ハードスケジュールをこなすメンバーのマネージャーしかも専属では無く、多くのメンバーの面倒を見なくてはいけない
さらに、夜遅くまで体力を使う仕事もこなさなければいけない

だから油断するとすぐにガタがきてしまう

今サトシは、仕事場では無く家にいた
アパートの1室、普段は帰ってきて寝るだけのワンルームがやけに広く感じた


サトシ「はぁ…情けねぇなあ…メンバーはダウンしないのに、自分は何やってんだか」

??「たまにはいいんじゃない? サトシが頑張ってるのは誰だって認めてるんだから!体調悪い時はしっかり休まないと」

サトシ「でもなぁ…、なんか申し訳ないよ」

??「大丈夫だって! それに、さっきから鳴りやまないケータイがメンバーの気持ちを表してるよ(笑)」

サトシ「みんな大袈裟だよ…ただの風邪なのにな(苦笑)」


頻繁に鳴る携帯電話、サトシが病気で休みということが伝わったのだろう
心配するメンバーたちからお見舞いメールが届いている
さっきも、20分ほど寝ていただけで10通ほどのメールが溜まっていた

それだけサトシがAKBのメンバーに受け入れられ、信頼され、好かれているということに違いない

そして目の前にいるこのメンバーも間違いなくそうだろう


サトシ「今日仕事は…いや、オフだっけ?」

??「さすがマネージャーさん! メンバー1人1人ちゃんと把握してるんだね」

サトシ「そりゃあ仕事だからね(ニコ) でも、風邪うつした悪いよ…無理して来なくてもよかったのに」

??「だってサトシの事が心配だったんだもん! それに…」


はつらつとした元気な声、太陽のような笑顔、短い髪、男子顔負けの整った顔立ち
AKB1の元気娘はサトシの手を握り力強く言った


??「サトシに私の元気、分けてあげようと思って!」

サトシ「ありがとう…佐江」
宮澤「…ん…んん? あちゃー、寝ちゃったよ…」


記憶に残ってる限り…つまり寝る前はまだ明るかった空も、今は夕焼けで赤く染まっている…
時間でいうと2時間ほど経っているだろうか

 (せっかくサトシの為に料理作ろうと思ってたんだけどなぁ…)

そう思っていたのだが、布団で寝ているサトシを見守っているうちに、つられて寝てしまったようだ…


宮澤「はぁ?参ったなぁ、『今夜のB公演に来てね♪』ってゆきりんに誘われてたんだよなぁ…
   今から料理しても、さえの腕前じゃ間に合わないよ…」


せめて何かひとつでも役に立ちたい…、そう思った宮澤は、散らかっているサトシの部屋を片付けることにした
この部屋に来た時から宮澤はあることを感じていた


宮澤「意外と部屋汚いんだよなぁ…」


脱ぎ散らかした服、食事をしたまま片付けられていない状態のテーブル、溢れそうなゴミ箱…
一人暮らしの男だったら仕方がないかもしれないが、普段のサトシのイメージだと、部屋はキレイにしているものだと思っていた

サトシが劇場にいる時と、いない時では控え室の様子が全く違う
サトシがいる時は、メンバーの荷物や椅子、机がビシッと整頓され、床や鏡がきれいに掃除されていて、サトシがいない時はその逆だ


宮澤「メンバーの為には一生懸命なのに、自分のことはほったらかし… そりゃあ体調も崩すよ」


そうつぶやきながら、部屋の掃除をする宮澤
『普段頑張っているサトシの為に』、その一心で片付けをしていた宮澤は今の時間がとても充実しているように感じた    それ が見つかるまでは…それ、が見つかったのはだいぶ部屋が片付いてきたころだった
脱ぎ散らかっていた服をたたんでいた時、宮澤は見つけた

(これって…!)

散らかっていた服の一番下にあったのはAVだった
見つけたその瞬間、宮澤の心にさっきまであったサトシをいたわる気持ちが吹き飛んだ

(普段メンバーのみんなとヤってるのに不満なの!? ほんと信じらんない!)

怒りなのか、ショックなのか、それとも両方なのか…
なんともやりきれない複雑な気持ちになる宮澤
とはいえ、今まで見たことのないモノに少し興味を持ってしまう

(サトシはどんな趣味があるんだろう? 女子高生、素人もの…ここらへんは普通なのかな…
え、人妻!? サトシって年上好き? 他には特に気になるの無いかな…ん? これは…)

手に取ったのは「狙われたアイドル」というタイトルのAVだった

 (…ちょっと気になるかなぁ)

自分がアイドルをやっているということもあって、このタイトルが目を引いた
しばらく考えて、辺りを見回す
すぐそこにはテレビとプレイヤー、寝息をたてしばらく起きそうにないサトシ、目の前には気になるAV…


 (…よし!)


宮澤はテレビの電源を入れた
 (んん…、くぅ…はぁ、ぁあ)

最初のうちは蔑むような目でAVを見ていた

 (この女の子…なんて気持ちよさそうに声出してるの…)

しかし段々と見ているうちに

 (ちょっと見るだけのつもりだったのに…ふぅっ!)

興奮してきて

 (だめ、ここで止めないと公演に…でも、っう!)

今では自分で秘部を刺激していた

 (これは、いけないことなのに…、だって)

いけないと思いつつ指の動きは止まらない、なぜなら

 (今サトシが起きちゃったら…)

「はあん!」


初めて見るAVに興奮してしまい

  サトシ見つかったら…という危機感が指を加速させ

    もし本当にそうなったらという妄想が、快感を倍にする

 (もしこんな姿を、はぁ、サトシが見たらどう思うんだろう、っん!)

もしもサトシが起きたら…
見つかったら恥ずかしい、しかし想像すると興奮してしまう

更なる刺激、興奮を求め宮澤はテレビに背を向け、サトシの方へと体を向けた

 (もしこの状態でサトシが起きたら、さえのいやらしい格好がモロ見えだよ/// ふぁん!)

普段Hをするときに裸を見られるのとは違う
今の自分は、サトシの手によってではなく自らの手で、意思で、自らを刺激しているのだ
そして勝手にAVを見ているという罪悪感もどこか興奮のもととなっていた

 (ねぇ、サトシ…今のわたし、どうなってる?)

さらに宮澤の行為はエスカレートしていく

なんと寝ているサトシの顔をまたいだのだ、もう少しで秘部が触れてしまうほどに秘部を近づける

 (ああん! だめ、何やってるんだろう…、でも、っ、止まらないよぅ!)

宮澤の秘部は部屋に響くほどにいやらしい音をたてていた

 (サトシの、息がぁっ、か、かかってる、っ?)

もし見つかったら…、いや見つかって欲しいのかもしれない
だから宮澤の行為がエスカレートしているのだろう

 (ダメ、これ以上してたらは起きちゃうっ!)

ようやく我に帰り元の場所に戻る宮澤
そして時間が経つにつれ蓄積されていた快感が最高潮に近づいていく
それと同時に快感でマヒした宮澤は、声を抑えることなく喘いでいた


「あっ、ダメぇ…、イッちゃう!」


絶頂に達するために、指の動きをさらに加速させようとした


その時、いきなり手が言うことをきかなくなった、いや正確には動かなくなったというべきだろう


「それは僕の仕事だよ」    妄想が現実になった瞬間だった
宮澤「ええ! い、いつの間に起きてたの?」

サトシ「あんな大きな声出してんのに、起きない方がすごいよ(笑)」

宮澤「そんなに大きな声出してた?///」

サトシ「寝たふりしてたけど全然やめる気配ないし、僕も1人でしてたけど(笑) せっかくだから一緒にと思って」


そういってサトシはびっくりして固まったままの宮澤を寝かし、すでに大きくなっていた一物をあてがった


宮澤「やん! ねぇ、サトシ…思いっきりして! 気持ち良くして!」

サトシ「はいはい(笑) ご注文通りにさせていただきますよ!」


サトシの方も同じ気持ちだった、お互いにもう少しでイクところまで自分でしていたのだ

腰を動かし、絶頂に向かってピストンする


宮澤「はぁん! はげ、しいっ、きゃん! 壊れちゃうよ!」

サトシ「はぁ、はぁ、そろそろ、いいかな?」

宮澤「いいよっ! さえの顔に、かけてっ!!」


その言葉を聴いてサトシは果てた、整った顔に白い欲望の塊がかかる


宮澤「はぁはぁ、体調悪いのに、大丈夫なの?」

サトシ「1日ゆっくり休んだからね(ニコ) でも、まさかいきなり1人でしはじめたのには驚いたよ(笑)」

宮澤「う?ん、自分でも驚いてる(苦笑) …今日さ…、来た意味あった?」

サトシ「もちろんだよ! ありがとうね!」

宮澤「よかった! …また来てもいい?」

サトシ「もちろんいいよ! 今度はちゃんとご飯作ってね?(ニヤニヤ)」

宮澤「げっ!? ま、まさかあの時から起きてたの?!」

サトシ「さぁ、どうだろうね?」

宮澤「もう! サトシのバカっ!」


――――――――――――――……

サトシ「あれ、今日って佐江休みだっけ?」

秋元「え?? そんな話聞いてないけど?」

サトシ「っかしいな?」


そういって携帯電話を取りだした時だった

♪?、♪?


サトシ「おっと…、もしもし!」

??「サトシ?ぃ…(泣)」

サトシ「おお! 佐江どうした?」宮澤「……風邪引いちゃった」≪宮澤佐江編 END≫

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