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カオス・ストーリー23

マジすか学園?B?
第21話

小森『せがわ・・・・ぐっ//』
瀬川『小森さん!?』
小森『アキチャが奴等に・・・ゴホッ・・』
瀬川『え!?』
辺りには高城の姿は無い

どうやら連れていかれたようだ

瀬川『・・・・・』
小森『アキチャ・・・を・・・』
瀬川『大丈夫・・・僕が連れて帰ります』

瀬川は走ってバスに乗り込んだ
大島『先生!?』
瀬川『はじめさん!!僕を港の倉庫まで連れていってください!!!』
禿鷹『!?』
瀬川『お願いします!』
禿鷹『・・・』
禿鷹は瀬川の熱い瞳に何かを動かされた
禿鷹『女のためか?』
瀬川『僕の大切な・・・生徒です』
禿鷹『よしっ!!飛ばすぜ!!』
大島『わ,私らも行くぞ!!』
瀬川『うわぁぁ!!!』
ラッパッパが乗り込んだ瞬間にバスがかなりのスピードで動き出した

小嶋『私行きたくないよ!!』
大島『生徒なんで場所わかるの?』
瀬川『えっと・・・この間ニュースで見たんです・・暴走族が港の倉庫をアジトにしてるって』
柏木『安心しろ・・・うちの生徒は助ける』
篠田『武線かぁ・・・こりゃうちらもヤバいな』
大島『・・・・・』
板野『ゴクン・・・』

その場にいる全員が緊張していた―高城『イタっ・・・!?ここは!?』
族1『目覚めたみたいですぜ!!』
族長『ふふふっ・・・あんなあばずれ学校にもこんな可愛こちゃんがいるとはな』
高城『ッ・・・離せクソ!!』
両手足が縛られ背後には壁,高城に逃げ場は無かった

族2『族長ぉ,こいつどうするんです?』
族長『そりゃ決まってんじゃねぇか・・・俺ら全員分の遺伝子をくれてやるんだよ!!!ふぉぉぉ!!!!!』
一同『ふぉぉぉ!!!!』
族2『え!?それって不味くないすか?』
高城(わ・・わたし・・・おそわれるの?)
高城の身体が激しく震える
族長『こんなクズ女は俺らと一緒で社会のゴミ・・・大人は見捨てるんだよ・・・』
族3『族長頭良いっすね!!』
高城『いや・・・いやっ///』
族長『震えちゃって可愛いぃ♪あらら?泣いちゃった・・・お前は今日から俺らの肉便器だ・・・ククク』
高城『п┷(〃々〆〆〆〆〆!!!』
声にならない悲鳴が倉庫に響き渡った

高城(先生・・・助けて・・・嫌だよ・・・こんな奴等に触れられるなんて・・・先生////)

高城の涙の雫がポタポタと服の胸元に落ちる―

―ブゥォォォン
族2『何の音だ?』
族長『察じゃねぇ!落ち着け!!!』

車の激しいエンジン音が近づいてくる


―ドォーン
倉庫の扉を破り一台のバスが突っ込んできた
族長『うぉぉ///』
族達も腰を抜かしていた
バスが止まり中から瀬川とラッパッパが現れた
族長『脅かしやがって・・・我なんのつもりじゃ!!』
瀬川『・・・・』
族長『何か答えんかい我!!』
大島『うちの生徒返してもらうぜ・・・』
篠田『派手に暴れてくれたみたいだな・・・』
高城(先生に・・・ラッパッパ・・・夢なのかな・・・)
瀬川『た,高城さん!!』
高城『ぅぅぅ/////』
瀬川(良かった何もまだされてないみたいだ・・・でも許せないな)
族長『何格好つけてんだ?あ?ホストみたいな顔してよ』
瀬川『お前ら殺してやるよ・・・』
大島『先生?』
柏木『なんだ・・・この感じ』
瀬川から突然威圧感が生まれた
族長『ぶっ潰せ!!!』
襲いかかる族達,数は20人近い
鉄パイプを持った1人が瀬川に殴り掛かかった
族8『死にさらせや!!!』
瀬川『鉄パイプを使うなら片手で使え・・・両手で振り上げればモーションがおそくなる』
瀬川は素早く相手のアゴを下からえぐるように殴った
―カランカラン
鉄パイプが地面に転がる
大島『先生・・・強ぇ・・・おっと・・・らぁ!!!』
板野『トリゴヤ・・・あたし達じゃ相手にならないな』
小嶋『先生強いね・・・』
バスの中から見守る2人

族10『死ね!!』
篠田『ぐはっ・・・』
よろめく篠田にさらに追い討ちが掛かる
瀬川『らぁ!!!』
走り込んできた瀬川の飛び蹴りが篠田をかばった
篠田『はぁ・・・はぁ・・・くっ・・・』
瀬川『篠田さん大丈夫?』
篠田『・・・・・すまない』
瀬川『高城さんのところまで道開けれますか?』
篠田『あぁ・・・ブラック!!』
柏木『!!』
柏木は飛び抜けたスピードで高城の近くまで駆け込んだ

族9『いつのまに!?』
柏木『ドスッ・・・・』
族9『全然見えな・・・・バタン』
族11『なんだコイツ!?』
高城の周りにいた相手が柏木に寄っていく

瀬川『高城さん!!』
瀬川は高城のもとへと全速力で走った
族12『おらぁぁぁぁ!!』
瀬川『ちっ・・・グハッ///』
振りかざされたバットが瀬川に当たった
高城『せんせぇぇぇ!』
瀬川(高城さんっ・・・うおぉぉぉぉ)
瀬川はひじで相手の顔を殴った
血渋きが高城と瀬川の間に弾けては床に落ちた
高城『先生!!』
瀬川『大丈夫高城さん?』
高城『こわかったよぉぉ/////せんせぇぇぇぇ////』
縄がほどかれ高城は瀬川に抱き着いた
瀬川『高城さん////』
高城『先生が来てくれるなんて思ってなかった・・・』


抱き合う2人に背後から金属バットが振り下ろされた
大島『おい!!先生!!!!』

瀬川『え・・・』
高城『!?』

大島の声に反応して瀬川は高城を押し飛ばした

振り下ろされた金属バットが瀬川の頭をとらえた
―ゴツン!!
鈍い音が鳴る

瀬川『うぁぁぁぁ!!!!!』瀬川は頭を抱え倒れこむ

高城(嘘・・・)
スローモーションのような時間の流れのまま高城は地面に伏せる

族長『ひっ・・・ひっ・・・こいつが悪いんだ・・・ひやぁぁぁぁ』
金属バットを投げ捨てて族どもが逃げていった
―カランカラン
バットが転がる音が虚しく響いた

高城『先生!!』
瀬川『・・・・・・・』
反応がない

大島『マジかよ・・・』
柏木『ドサッ・・・』
小嶋『ヤバいよ先生が・・・』
板野『救急車って119だったっけ!?110!?てっ,手が震えて・・・』

篠田『先生・・・』
高城『嫌だよぉぉぉぉ!!先生ぇぇぇぇぇ!!』
瀬川『ん・・・・』
高城『あ/////』
瀬川の目がゆっくり開いた

瀬川『痛・・・・・頭痛い////』
大島『はぁ・・・・マジ死んだかと思った』
瀬川『?』
高城『うぅぅぅ////』
瀬川『高城さん////』
高城は力いっぱい瀬川を抱き締めた
篠田『見直したぜ先生・・』
柏木『ほっ・・・』
板野『うわっブラックが笑った・・・』
小嶋『うわぁ・・・キモイ・・・』
柏木『・・・・』

10分後に警察と救急車が駆けつけ今回の事件の主格の暴走族一味は壊滅となった
高城『先生・・・おかえり』
瀬川『ただいま・・・』
見つめ合った2人はそっと手を繋ぐ―

大島『チューする雰囲気じゃねぇ?』
小嶋『だね♪』
高城『し,しませんよ///』
瀬川『そ,そうですよ///』
怪我の程度から高城と瀬川の2人は病院に搬送された
2人ともその日のうちに帰れるほどの軽傷だった

瀬川『あ・・・痛い』
医者『大きなたんこぶですね・・・暫く痛むと思いますがなんともないですよ』
瀬川『はい・・』
瀬川(本当!?結構死んだと思ったのに・・・)

瀬川は診察を終えて氷枕で頭を冷やしながら待合室に向かった

瀬川(高城さんまだなんだ・・・)
瀬川は高城の診察室を聞いてそこに向かった

瀬川(ん・・・・あ!ここだ)

ガチャ―
瀬川はノックせずに中に入った

高城『痛い//』
看護婦『コラコラ動かない!!』
高城は上半身裸で傷の消毒をうけていた
高城(ブラやっぱり今日買いにいこう・・・)

ガチャ―
高城『!???』
そこに何食わぬ顔で瀬川が入ってきた
瀬川『はうっ//////』
瀬川の視線は高城の胸にいく

高城『キャァァァァ///』
瀬川『ご,ごめんなさい//』

瀬川は慌てて退室した
瀬川(あぁ・・・ラッキーかな?高城さんのおっぱい久しぶりに見れたし///)
看護婦『あらら・・・彼氏じゃないの?』
高城『はぅぅ・・・まだです』
看護婦『ふ?ん,,,"まだ"なのね』
高城(まだ・・・・まだ?先生は・・・私のこと好きなのかな??っ痛い///)

高城の診察も終わり2人は病院をあとにした
時間はもう夕方になっていた

高城『へ,へんたい///』
瀬川『う・・・でも・・・相変わらず綺麗でした///』
高城『ばか//』

とにかく照れてお互いの顔が見れない2人
瀬川(なんだろう・・・この高城さんといるときの一体感・・・やっぱり・・・)
高城(付き合ってないから距離感がわからない・・可愛い女の子だったら上手にやるんだろうな・・・)
瀬川『だ,だいぶ暗くなりましたね・・・』
高城『う,うん』
瀬川の前ではもぅヤンキー口調で話すことは無くなっていた
瀬川『明日と明後日の休みはどうされるんですか?』
高城『えっと・・・明日は買い物に・・・行く・・・』
瀬川『あ,そうですか///』
高城『先生は?』
瀬川『僕は明日は予定無しです。』
高城『一緒に行かない?』
瀬川『え!!?』
高城『だから・・・買い物///』
瀬川『ぼ,僕とですか!!?』
高城『い,嫌ならいいよウナギでも誘うから///』
瀬川『い,,,行きたいです!!』
高城『え////いいの?』
瀬川『高城さんの・・・私服見たいし///』
高城『///////』
おそらく無理であろうと思っていた高城は顔を真っ赤にした
生まれて初めてのデートであった

高城『じゃ・・・じゃあ11時に駅の改札で////』
瀬川『は・・・・はい///』
小さく手を降る高城は未だに視線はあわせれない
瀬川は高城の姿が小さくなるまでその場に立っていた
瀬川『あ・・・急がないと///』
瀬川は用事のために急いで家に帰った

傷にしみるが急いでシャワーに入り髪の毛を押さえ目にセットし私服に着替えた
瀬川(久しぶりの我が家―・・・なんか広いな・・・下のフロアの狭い部屋に変えてもらおうかな・・・あ・・遅刻だ!!)

瀬川は急いで家を飛び出した

駅に到着した瀬川―
瀬川『はぁ・・・はぁ・・・あ!!』
瀬川(いた!!)

瀬川『ごめんなさい,待ちました!?』
敦子『あっ・・・こんばんわ・・・ちょっと待ったかな///』
そこには前田敦子の姿があった
瀬川『いやぁ・・・はぁ・・・走りすぎて・・・』
敦子『おじいちゃんみたい♪』
瀬川『おじいちゃんって・・・あれ?みなみさんは?』
敦子『みなみは妹が熱出したから今日は・・・』
瀬川『そうですか・・・』
敦子『多分みなみ嘘だよ』
瀬川『嘘?』
敦子『みなみが嘘付くときって絶対面白くなるんだ・・・多分私に気を遣って・・・』
瀬川『?』
瀬川(ダメだ・・・言葉通りなんだろうけどわからない・・・にしても前田さん私服姿可愛い///)
まさに今時ギャルだ
黒く巻かれた髪
白いワンピース丈のTシャツに黒いニットベストに太ももをさらけだす
しかし瀬川の目線は拳にいく―
瀬川『怪我ですか?』
敦子『あー,ちょっと喧嘩しちゃって♪5人係りでこられたからちょっと拳が♪』
瀬川『へぇ・・・』
瀬川(なんだろう・・・最近普通の女の子に会ってない気が・・・)
敦子『行きましょ///』
瀬川『あぁぁ///』
敦子に連れられる瀬川
瀬川(手握られてる///)
敦子に握られてる手がやたらと気になる

敦子『映画見たい♪』
瀬川『映画ですか!?』
敦子『見たい見たい!!!』
瀬川『じゃあ行きましょか』
敦子『うん♪はい!!』
敦子はそっと手を差し出す
手を繋げということなのだろう―
瀬川(・・・手汗大丈夫かな///さっきは急に握られたけど)
敦子『あっ///』
自分から手を差し出しておきながら握られて赤面する敦子
瀬川『行きましょか///』
敦子『はい///』

瀬川(やばいな・・・緊張する///)
映画館に到着した2人はすぐに入れるホラーに決めた
瀬川『Eの1と2・・・・あれカップルシートだ///』
敦子『わーい///凄いね///2人掛だ』
瀬川(係員さんにカップルに見られたんだ・・・)
よそよそしく座る瀬川
瀬川(うわぁ・・・凄い前田さん近いな・・・)
敦子『これって怖い?』
瀬川『いやぁ・・・僕的には普通ですかな///』
敦子『怖くなったら抱きついていい?』
瀬川『いやぁぁぁ・・・あははは・・・前田さんに抱きついて貰えるなら喜んで///』
敦子『前田さん・・・・あっちゃんって呼んで!!』
瀬川『あっちゃん!?』
敦子『嫌?』
瀬川『あっちゃん・・・あっちゃん///』
敦子『ふふふっ///あ・・・始まる♪』

映画が始まった



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