美香の運命

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1998年4月10日大宮?
(まったく・・わけのわからないおじさんだわ・・、さっきから驚かされてばっかりだ、あぁ、また不安になってきた、それにしてもキラキラと色んな店が入ってるなぁ、歌舞伎町の集合店舗みたいだ。)
しばらく歩いて・・・
『ね・・・ねぇ、ナンなの？さっきのニューハーフボイスは・・。』
「あぁあれなぁ?・・さっきからウロウロ歩いてて気付かなかったか？ここ飲み屋が沢山入ってたろ？俺ちょっとだけ“あるもの取っちゃう人種”系で通ってるとこあるからよぉ、装わなきゃいけないことあんだよぉ、まぁ昼間はそうキィ使うこと無いけどな。」
『あぁ・・そっか・・・。』
(色んな“顔”あるんだな・・・、“得体の知れない”のはこれで確信してきたわ。)
しばらく奥にまで歩いてきて・・・。
『おぉ?し！さぁ近いぞぉ！この奥の奥だぁ！』
ガチャ！・・・・
“そこは防犯センターのような、壁にはモニターがズラリと並び、数人の監視員のような人が居るだけだった、そして突き当たりに見るからに頑強そうな‘扉’があった・・・。”
『おし！いよいよこの奥だ！ちょぉ?っと待ってろよぉ！』
(カード照会に指紋照合・・・、すごいセキュリティだな、っていうかこんなに奥にあるんだからそんな面倒にする必要ないんじゃないの？？)
ピィ?！！！ゴト！！！ガッチャン！！！！
『よぉぉし！開いたぁ！さぁ！お入り！“新しい世界へ”』
「うわ！！！！」
・・・その頃、アリサは売っていた。
「いやぁはっはっは！いい声出すネェ！アリサちゃぁん！おじさんもっとがんばっちゃうよぉ！それっ！それっ！！どうだぁ！」
「あぁ・・いぃ・・・」
・・・終了。
「よかったよ、アリサチャン、スゴイネ！“あのクスリ”また宜しくね、はいこれ、おこずかい。」
「ありがとぉ、また遊んでねぇ?♪」
ピピピ！
「もしもしリュウ？終わったよぉ、３０２号室ネェ♪」
トントン、ガチャ！
「お疲れぇ、アリサぁ、今日も激しかったかぁ？」
「はぁ疲れたよぉ、激しかったけど♪」
「そうか、そういやぁ最近アリサが“ばら撒いた奴等”つままれてるらしいジャン、アリサは賢いよなぁ、狩らねぇから。」
「あの子達が馬鹿なんだよ、普通じゃぁん！何のために“クスリ渡してると思ってるの？すぐ狩っちゃって、ナガァァク付き合って絞っていったほうが良いに決まってるジャン。」
「そりゃあそうだよな、そういやぁまた“渡した子”いるんだろ？」
「うん、数は多いいほうが絞れるからネェ、あそこで今ごろ調教されてるんじゃない？」
「あそこは一度“入ると”中々抜け出せネェからなぁ?、そういえばアリサがさっきのオヤジとこのホテルに入って暫くした頃一人つままれてあそこに連れてかれたそうだぞ、しかし最近多いいなぁ！」
「あそこはカタァク閉ざされているからまず外部には漏れること無いからね、キツクオシオキされても何も言えないさ。」
「あそこはエグイからなぁ、一度はいったら人格変わっちまうよ。」
「“あの子”もいつまでもつか・・・、興味あるね。」
「あぁ・・・・そうだな。」

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