『AM11:00?もう一つのStory 君に伝えたい想い(もの)があるんだ?』
RyO
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僕は無力だった…
何も出来ずに君は死んだ。。。
春の暖かさが風に運ばれてくる四月に
君は僕の世界から消えた
僕だけを残して……‥
あの時は『僕に何が出来る?』とない頭で考えた。
そうだ!!いつか、君が見たいと言ってた蒼き光に包まれたあの場所を...
君を連れ出してその景色を...
見せたい!!そう思ったんだ。
あの頃は、目覚めればそばに君が居たね。
君の声で目覚める朝はとても清々しかった。
体調が良かった時は一緒にあの小さな庭を歩いたね。
'外'にいられる時間が限られてる君は『もう少しだけ…もう少しだけならいいでしょ?』ってとても落ち着いた声で何度も繰り返し僕に呼び掛けてたね。
午前9時40分…‥僕は病院に向かい走ってる..息が切れそうになりながら。間に合うか…?
体調を崩したのだ。「もう処置のしようがない...だから、最後に一目会ってくれないか?」そう言われた時は涙が止まらなかった。
けど、僕には泣いてる暇すらなかった。病院までは車でも30分かかる...!!
だが、自転車もなけりゃ金もない!!!………走るか!
僕は午前9時30分に走りだした。
走りながら思う事は君の事だけ。まだ…まだ僕の傍に居てくれないか?本当に...本当に好きなんだ。
この想いを伝えて!!この想いよ、届いて!!
この願いだけは、この命と引き替えでもいいから‥だから、叶えて下さい。。。 第一話完
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