あもトイレ・愛の名作劇場 ?mari qui estime sa femme?

あも

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手を繋いだところから溢れる愛しさを、どうしてもここに繋ぎ止めておきたい。 


だから、玄関に足をそわそわと向ける彼を、あと少しだけ引き止めよう。

世界中の人間に蔑まれても、聡明で美しい、聖母のような彼の奥さんに恨まれても、構わない。


もう彼以外に欲しいものも、失うものもないのだ。


指輪ごと彼の手を強く握る。


今日だけでもいい。私の手の中で輝く光が少しでも濁るようにと願いながら。


ぎゅっと、ぎゅうっと。



        END


あとがき。

はい、おつかれさまでした。ちなみに、この話はあもの実体験…とかではないので(笑)ちなみにタイトルのmari qui estime sa femmeはれっきとしたフランス語で『愛妻家』という意味です。

勘の良すぎる人はピーンとくるかもしれませんが、そうです、この話は椎名林檎さんの名曲、『愛妻家の朝食』がモデルです。邦楽嫌いとか言っときながら椎名林檎さんの曲は大好きなあも…。この曲を聞いたとき、切なすぎて泣いてしまったんですねぇ。ぷっ。あ、歌詞の解釈は人それぞれだし、あもが違う捉え方をしてるのかもしれないので『違うよ!あの曲はこういう意味だよ!』みたいな事は言わないでくださいねぇ(;д;)

あもはよく音楽に触発されて話を考えますね。テーマ曲まで決めます。この話は先程も述べたとおり『愛妻家の朝食』、そしてa.miaさんの、ドリカムカバー曲『LAT.43゚N』です。

2曲とも大変美しくも切ない歌なので、ぜひぜひ視聴してみてくださぁい♪


こんな妙ちくりんな連載話を毎日購読していただいて、ありがとうございました☆

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