†karma†
mutsumi
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俺は死にたいと願う事が当たり前だった。
そりゃそうだろ?生きる事は辛いんだから、いっそのこと死んだ方が楽だと思わないか?
まぁそんな事は気にしないで、聞いてくれ…。
俺が高校の頃な、一緒に死んでやるってやつがいた。
んでまぁそいつと日にちを決めて、横浜のとある橋から飛び降りた。
二人で手を繋ぎ、一緒にジャンプしてな…。
男二人ってのは味気なく、飛んでから考えたのは『今日で終われるんだな』って冷めた感情しかなく、ゆっくりと流れる時間は、まどろっこしくて待ち遠しかった。
ふと、隣のやつを見るとこっちを笑顔で見てる。
後数メートルってとこで、そいつは手を引っ張ってきやがった。
なんだ?と思った瞬間に俺は後頭部からコンクリートの様な硬さをした水に叩きつけられた。
あぁ、ゴキュっみたいな鈍い音が頭の中に響いてな…。
目覚めると誰もいない闇の中。
当てもなく歩くと光が見えた。
一緒に飛び込んだヤツがいた。
ヤツは楽しそうにまた日常を生きていたらしい。
俺が無理矢理連れていこうとしたんだとよ!
俺はヤツを許さない!
だから、これからまたヤツに会いに行くわ。
そんじゃぁな
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