変態の彼 拒めない私

流幻

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私の彼ははっきり言って変態だ。

「なぁ、凛。」

「なぁに、秀司?」

「俺さぁ、やってみたいことがあるんだ…」

「……ふ?ん、何?」

何だか嫌な予感がする。
「実はな…」

秀司は私の耳元に口を近付け、『やってみたいこと』を話した。
その内容に私の顔は真っ赤になった。

「なっ?!バッカじゃないの!そんなこと出来るわけないでしょ!」

「え?、そんなこと言わずにさぁ。頼むよ。お願いっ!」

ふざけた内容を真剣な顔でお願いしてくる秀司。まったく、もっと他のことに真剣になればいいのに。

「なぁ、頼むよ。このと?り。」

頭を下げしつこく食い下がる。それはなんと1時間近くに及んだ。
結局あまりのしつこさに私は折れてしまった。
OKしたときの秀司の喜びようといったら…まったくバカなんだから。

それにしても、こんなことをやりたいなんて…

やっぱりコイツ…

変態だわ。

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