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うっとりした口調で、笠原がいとも簡単に、トランクスの奥に納まっていた俺のチ〇ポを取り出した。
「ちょ…っ!笠原!やめろって!やめ…っ」
制止しようとする俺を無視して、笠原が萎えている性器に食い付いてきた。同時に睾丸を両手でヤワヤワと揉まれると、痺れるような快感が身体中に巡り渡る。
「かさっ…はら…」
だんだんと硬度を帯びてきたチ〇ポを嬉しそうにしゃぶっている。
これがあの内気な笠原なのか?
俺が話し掛けても、ろくに返事もしなかった。
身体を強ばらせて、顔を真っ赤にさせて。
今日まで、俺の中で笠原の存在は“無”に等しかった。
なのに、どうだ?
その笠原が今、俺の汚い性器をおいしそうに頬張っている。
今まで何人に舐められただろう。
数は少ないが経験は豊富な方だ。
しかし、その誰よりも笠原のフェラ〇オは気持ち良かった。
少なくとも俺には笠原への愛情はないのに、なぜこんなに心地いいのだろう。
「笠原…っ!もうわかったから…、口離して…」
すると笠原が恨めしそうに顔を上げた。しかし俺と目が合うとすぐ頬を紅潮させて目線を逸らした。
「イヤです…」
舐める合間をぬって、ポツリと笠原が呟いた。
「イヤです…っだって…私、ずっ…と舐めたかったんです…、先輩のココ…」
付き合ってきた女のフェラと、笠原のフェラの違いがわかった。
前の女たちは、フェラはセックスのオプションという感じだった。
俺が精子を出せば終わり。
だから、一刻も早く射精してもらうために、あらゆる技法を施していた。
だけど笠原は…
俺の射精を促していない。
自分が舐めたいから舐めている。
こんな汚らわしい部分をこんなに愛してくれた子がいただろうか?
笠原は、本当におとなしくて内気な子なんだ。
それは間違いない。
そんな子が、今まで親しくなかった先輩に、男に、『セックスしてください』だなんてよく言えたなと思う。
相手を思って自慰までしてただなんて、男の俺でも言えない。
しかし、笠原はそれを告白してまで関係を持ちかけてきた。きっとすごく悩んだだろう。
そういうのを全て乗り越えてまで俺とセックスがしたかったのかと思うと、笠原が無償に愛しく感じる。
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