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彼氏がバイトから帰ってきたんだ。
ぼんやりとする頭で耳をすますと、シャワーの音がする。
シャワーを済ませて、彼氏も寝にくるだろうし、もう一眠りしよう。
私はそう思ってうとうとしはじめた。

しばらくすると今度は、ドライヤーの音で目が覚めた。

「おかえり?」

半分くらいしか起きてない頭でそう言って、再び目を閉じる。
眠い私にお構い無しで、彼氏が意気揚々としゃべりだす。

「俺、バレンタインにほしいもの決めた!」

少し興味を惹かれてしまい、私はうっすらと目をあけた。
彼氏は布団にもぐりこんできた。
腕枕をしてくれる。

「俺のリクエスト、きいてくれる?」

「ものによるよ。
あんまり高いものは無理だし。」

彼氏がにんまりと笑った。

「大丈夫。
お金はかかんないから。」

お金のかからないプレゼントってなんだろう。

「お前、高校のときの制服持ってる?
バレンタインに、それ探しだして着てほしいんだ・・・」

私は思わず顔を歪めた。
趣味の悪い。
こういうのコスプレっていうの?

「やだ。」

つい本音が出てしまった。

「私と付き合うの飽きてきたの?
そんな変態っぽいことしないと、もう興奮しないの?
そこまで私らマンネリしてる?」

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