AKBで小説?僕の仕事はマネージャー?
第12話
サトシ「それは無いよ、断言する」
峯岸「いや、信じられないね」
サトシ「…なんでそんなこと言うのかな?」
峯岸「だって楽屋で話してるメンバーだって、だいたい決まってるし」
サトシ「それは勘違いだよ、またはみぃちゃんがちゃんと見てないか…」
峯岸「言い訳はいいよ」
普段はめったに怒ることがないサトシ
たとえメンバーがどんなわがままを言っても基本的には対応したし、言うことを聞かない年下メンバーには諭すような接し方で対応してきた
“怒らない”、というよりは“怒れない”が正しい表現なのかもしれない
事実、この仕事をやっていてメンバーの前で本気で怒ったことは一度もなかった
そんなサトシでも、今の峯岸に対しては怒りの感情がだんだんに大きくなっていった…
峯岸「ただでさえさぁ、選挙の順位でメディアの露出量が変わるうちらだよ? それなのに、サトシにまで順位優先にされちゃあたまったもんじゃないよ!」
(お前はまだ出てる方だろ…)
峯岸「おまけに自分の好みで話すメンバー変えたりしちゃうんだからね」
(だから違うって言ってんだろ)
峯岸「ちょっと可愛い子が話しかけてきたらデレデレしちゃってさ、本当に男って単純だよね」
(…………)
峯岸「ねぇ、さっきから黙ってるけどどうしたの? ははっ、もしかして図星で言い返せないのかな?」
2つのタイプの人間がいる
すぐに感情を表すタイプの人間と、感情を蓄積して一気に爆発させるタイプの人間
サトシは前者のタイプだろう…“怒り”という感情以外は
普段ムカつくような事があっても、すぐにキレたりしない
蓄積していき、本当に限界が来たときに一気に爆発させる、だから多少の事は笑って流すのがサトシだった
だが峯岸は勘違いしていた
サトシなら怒らない、サトシなら分かってくれる…と
峯岸「選挙の順位とか自分の感情で決められるこっちの身にもなってみてよ」
そして気付いていなかった
今のサトシはまさに限界を迎えようとしてる、ということを…
(まだだ…まだ…我慢)
峯岸「ヤりたいだけなら風俗にでも行ってろ!」
(………!!!)
限界だった
握りしめられた拳が振り上げられる
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