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AKBで小説?僕の仕事はマネージャー?
第11話
「ねぇ、自分が何したか分かってるの?」
今サトシは、、めったに見ることのない怒り顔を見上げていた
休憩室にやって来た時からすでに怒った雰囲気だったが、冗談ではなく本気だったようだ
正座をして、こぶしを握り、申し訳なさと自分の愚かさを後悔していた
どうして知っているのだろう…
いや、当たり前だろう、あんなことされたら普通は誰かに言うはずだ
今まで楽しくやって来たこの仕事とも、おさらばになってしまうのだろうか…
??「もしあの子が心に傷負ったらどうするつもりなの!?」それは数日前、風邪から立ち直った次の日のことだった
(一時の感情で、僕は、あんなことを…)
――――――――――――――……
その日は特に大きな出来事もなく、いつも通りの1日だった
普通に仕事を終え、リクエストのあったメンバーの相手もし終え、忙しいながらも充実感を感じる…
そんないつもと変わらぬ1日だった
そう、そのまま終われば…
劇場や楽屋の施錠確認、休憩室の掃除、翌日のメンバーの日程確認…
1人残った仕事をこなし、あとは帰るだけ…という時だった
??「忙しそうだね、マネージャーさん」
サトシ「うわっ!! ビックリしたぁ…」
てっきり誰もいないと思っていたサトシは、いきなり声をかけられ驚いた
サトシ「なんだ、まだ居たんだ! こんな時間に何の用だい?」
??「メディア選抜しか相手にしないマネージャーさんと話すには今しかないかなぁ、って思ってね」
若干ケンカ腰の口調に、サトシは少しムッときた
サトシ「いやいや、そんなことはないよ(苦笑) 話しかけてくれれば相手するし、ちゃんと連絡くれれば時間も空けておく…」
??「本当かなぁ? 今まで連絡して希望通りの時間になったのは片手で収まっちゃうくらいなんですけど」
サトシ「いや、でもね、メディア選抜のメンバーから連絡来たら、どうしても…」
??「本当かねぇ? 実際誰からメールが来たか来てないか知ってるのはサトシだけじゃん」
サトシ「つまり…、僕が嘘ついてる、って言いたいのかな?」
??「物分かりがよくて助かるね?、そういうことだよ」
サトシ「なんで僕が嘘つかなきゃいけないのかな?」
(やっかいなメンバーが相手になったな…)
サトシはそう思った
明らかに文句を言いにきている…、しかも穏やかな感じでは無かった
普段呆れるほど聞いている年下メンバーのわがままの方が何倍も可愛いものだろう
的確で鋭く時に毒を含むそのツッコミが、今は凶器となってサトシに向けられていた
年中無休の反抗期娘は、ふてぶてしく笑いながら言った
峯岸「サトシの好き嫌いで相手するメンバー決めてるんでしょ?」
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