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カオス・ストーリー2
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?由依との奏で?
第31話
俺の苦しみは一層深いものになっていた。
ついに柏木からメールが来てしまったのだった。
柏木のことはもう先輩なんて呼ぶ気にもなれなかった。
俺はメールに記載されたままに指定された場所に赴くのであった…。
学校を終えて、俺が向かったのは柏木の家だった。
柏木の家に着くと柏木が待っていた。
苦虫を噛み潰したような気持ちで俺は家に入る。
翔太郎「部活、いいんですか?」
柏木「大丈夫よ? 誰もあなたと私の関係なんて知らないわけだし、理由なんていくらでもあるわけだし?」
平然とした表情に俺は悔しさが倍増した。
柏木「私のこと、嫌いでしょ?」
柏木は心底おかしくてたまらないといった表情をする。
柏木「だけど、私はあなたのこと、好きなんだけどなぁ…」
俺は黙って聞いていた。
柏木「しょうがないか…。あんなこと言われたら誰だって嫌いになるわよね…」
薄ら笑いをうかべ俺の方を向いた。
そうして柏木は、ゆっくりと俺の方へ近づき、キスをした…。
俺は最悪の気持ちでそれを受け止めた。
しゃべることすらためらわれるほどに柏木への恨みとも呼べる感情は高まっていた。
柏木「今、あなたの気持ちがどうあれあなたは私のモノなのよ…?」
柏木は俺の首に手を回す。
再び柏木は俺にキスをした…。
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