優子の物語
第22話
ごつい男が俺に怒鳴った・・・何なんだこの嫌な空気・・・
「すいませんでした・・・あのそれで仕事って言うのはなんなんすかね?」
「お前の仕事はな、なぁーにお前一人でやれって訳じゃない。この俺の右にいる男・・・
戸賀崎って言うんだがなこいつとやってもらう。」
俺が戸賀崎をみるとあの死んだ目で俺を威圧してくる。
イスに座っている男が煙草を吸いながら話し始めた。
「まぁほら戸賀崎、そう彼を睨むな。・・・話を戻そう。
何週間か前、松岡とか言うクズ教師が君のハニーの大島優子をレイプしたのは君ももちろん知っているな?
そしてその事件の第一発見者及び彼女を助けたのは君だ。そして松岡は私がクビにした。
あいつは私にとって邪魔だ。今はヤミ金関係って話を聞く。
そこでだ・・・君の仕事ってのは・・・」
「ちょっと待ってください!あの事件の関係者ではありますけどなんでその仕事をするのが俺がなんですか!?
」
「うるさい、黙れ!」
カチャッ
戸賀崎が俺に銃を向けてきた・・・
「いい加減にしろっ!戸賀崎!」
そうイスの男が言うと速やかに彼はピストルをしまいそして男はこう続け
「お前の仕事は松岡の抹殺及び奴の関わる組織の一掃だ。」
抹殺?・・・おいおいそりゃ犯罪だろ?つか一体こいつら何者なんだよ?
「・・・そんなこと出来る訳ないじゃないですか・・・犯罪ですよ?大の大人が何言ってるんすか・・・」
俺は拳を握りしめた。こんなことは出来るはずかない・・・そんな思いが俺をそうさせた。
「お前は俺の頼みを絶対に断れない。お前が断るのであれば直接被害者の大島にやってもらわないといけなくてな。
恋人の手を汚させるわけにはいかないだろ?・・・なぁ?」
嘘だろ・・・優子を巻き込むわけにはいかない・・・。
優子にそんな事できるわけないんだ・・・じゃあ・・・じゃあ俺がやらないと・・・。
「・・・わかりました・・・その仕事やらせていただきます。」
この時の俺はどんな顔してたんだろう?なぁ優子・・・ごめん、俺がどうにかしなきゃいけないみたいだ・・・
「なぁに心配するな。証拠は全て消す。まぁもしもの事があったら事故死とでもしておくか。
フッ・・・まぁこれを受け取れ、戸賀崎!」
男がそう言うと戸賀崎は箪笥らしきところから紙袋を出して俺に渡してきた。
「ピストルと黒のスーツ一式だ。任務時は常にこれを着てこなせ。なお任務の時は戸賀崎がお前の家まで迎えに行く。」
「話は以上だ・・・この事を誰かに言ってみろ?
お前の周りにいる全ての人間がどうなるかなぁ・・・クックック・・・」
俺はこの男が怖くなって急いで何も言わずに校長室を出た。
「校長・・・あいつどうします?」
「まぁそう言うな・・・あいつは利用するだけ利用する。お前も授業だろ?早く行け。」
「はい・・・。」
校長室でこんなやりとりがあったとは知る由もない俺は教室に戻ろうとした・・・
「ちょっとぉ!こーちゃん!」
後ろから声がする・・・振り返ってみると久々の陽菜ちゃんだ。
久々逢う彼女も前とは変わらない何とも言えないオーラを放っていたがやっぱり美しいっ。
あぁでも第2ボタン開けちゃってるよ・・・。
目のやり場に困った俺は彼女の脚を見ながら答えた。
「久々だね陽菜ちゃん・・・で、どしたの?」
「別に何でもないよ。ただいたから話掛けただけ。」
彼女はニコっと笑いクルっと半回転して教室にスキップで帰っていった。
「君はいつまで経ってもわからないよ・・・陽菜ちゃん・・・」
俺はハァとため息を一度ついて教室に戻った。
教室に戻るとまず席へ・・・って優子が座っちゃってるよ。彼女は俺の席で高橋や前田そして山本と楽しそうに話中だ
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